お客様が中古車で購入されたルノー ルーテシアは、足回りに変更が加えられてありました。 それは一般に「車高調」と言われる、名の通り車高(ライドハイト)を目的の値に調整できるアフターマーケット部品です。 一般の方が一般公道で使用される場合、機能を向上させる根拠のある値(車高、スプリングレート、ショックアブソーバの減衰力など)をご存じかというと、兎に角車高を下げて、レース車両のような外観を得ることがほとんどの目的かなと思います。 そして多くの場合、「車高調の乗り心地の悪さは、走行性能向上の代償」と勘違いされていることが残念で仕方ないのですが、ルノースポールのように、メーカーが本気で作ったスポーティな足回りは改変の余地がほとんどなく、乗り心地と操作性を両立した上出来の足回りになっているのです。 平成22年式 ABA-RF4C F4 … [Read more...] about 本気でメーカーが作ったサスペンションの実力(ルノー スポール ルーテシア3RS)
ホンモノそっくり!? 非純正部品に翻弄された故障診断(冷間時加速不良 CBA-L250S ダイハツ ミラ)
先日、アイドリング不安定の修理でお預かりしたダイハツ ミラの不調再発です。 参考記事:アイドリングが不安定 その原因と対処(ダイハツ ミラ CBA-L250S … [Read more...] about ホンモノそっくり!? 非純正部品に翻弄された故障診断(冷間時加速不良 CBA-L250S ダイハツ ミラ)
アイドリングが不安定 その原因と対処(ダイハツ ミラ CBA-L250S EF-VE)
停車アイドリング時に、アイドリングが不安定になることがあるとのことで入庫したのは ダイハツ ミラ アヴィ 平成18年式 CBA-L250S EF-VE 4AT 走行距離 … [Read more...] about アイドリングが不安定 その原因と対処(ダイハツ ミラ CBA-L250S EF-VE)
梅雨時期の失火。結露を繰り返すディストリビューターの対策(スバル ドミンゴ E-FA8)
はじめてコンタクトがあったのはちょうど4年前。 「クルマも私も歳をとってしまっているのですが…」とおっしゃる年配のご主人。 お世話になられていた整備工場が廃業され、最寄りの正規販社に出向かれたものの、よい感じの対応をしてもらえなかったと、とてもお困りの様子でした。 当方にお声が掛かったのは、たまたまお住まいの近くだった。ということです。 新規のお客様でしたが、いままで特定の整備工場でお世話になられていたということで、安心してご相談を受けました。 平成10年式 E-FA8 EF12 CVT … [Read more...] about 梅雨時期の失火。結露を繰り返すディストリビューターの対策(スバル ドミンゴ E-FA8)
ドライブシャフトの異音とスプラインの固着(UA-SCP10 トヨタ ヴィッツ)
交差点やカーブを曲がるとき、「パキパキパキパキ…」と車速に連動して異音が発生するとのこと。 音を確認すると、左フロントのドライブシャフト付近のようです。 平成15年式 UA-SCP10 1SZ-FE 5MT 走行距離308,000km 整備記録を見ると、約8年前の187,000km時、ドライブシャフトのアウタージョイントブーツを交換しています。ブーツに若干の亀裂が生じていたのを分割タイプのブーツで補修しました。 PARAUT (パロート) 分割式ドライブシャフトブーツ ヴィッツ SCP10 用 B-B15 NEO BOOT トヨタ TOYOTA … [Read more...] about ドライブシャフトの異音とスプラインの固着(UA-SCP10 トヨタ ヴィッツ)
エンジン不調と警告灯点灯(ボルボ V50 CBA-MB4204S P2008)
走行中アクセルを強く踏み込むと、品の無いバイクのような音がしはじめました。 それを気にしつつ、でも踏み込まない限りはそうした音も出ないので、ゆっくり帰ってきたのですが、 スーパーで買い物して再出発するとエンジン警告灯がつきました。消えないまま5分ほど乗って帰宅しました。 エンジン不調とエンジン警告灯点灯のご相談です。 平成21年式 CBA-MB4204S 走行距離 … [Read more...] about エンジン不調と警告灯点灯(ボルボ V50 CBA-MB4204S P2008)
話題のアルミテープチューンは本当に効くの? ~100円ショップで揃う簡単な実験をしてみた~
小さなアルミテープをクルマに貼るだけで、空力特性が改善されて、ハンドリングや乗り心地によい効果が出るというチューニング。ご存じの方も多いでしょう。 話題急騰のきっかけは、天下のトヨタ自動車がメーカーラインオフの一部のクルマに標準装着したと発表したことでした。もちろん特許も申請されています。 トヨタ純正 テープ モールディング 4枚セット … [Read more...] about 話題のアルミテープチューンは本当に効くの? ~100円ショップで揃う簡単な実験をしてみた~
あっ、コネクタが壊れた。そんな時の対処法(住友電装コネクタハウジングの例)
メンテナンスのために電気コネクタを一時的に離脱する場合があります。 こちらは、走行16万キロ ダイハツ … [Read more...] about あっ、コネクタが壊れた。そんな時の対処法(住友電装コネクタハウジングの例)
オーバーヒートに注意(トヨタ 1NZ-FE ウォーターポンプ交換)
繁忙期の3月は、検査場の混雑が尋常でありません。 並び始めてから受検まで2時間ということもありました。 連日受検されている同業者様、本当にお疲れ様です。 例年3月20日を過ぎたあたりから混雑が随分緩和してきます。今日の受検は10分~20分待ちでした。 さて、 定期点検で真っ先に確認するクーラントサブタンクの残量に目立つ変化を捉え、クーラントの匂いを辿ると、ウォーターポンプからのクーラントにじみを発見しました。 トヨタのNZ-FEエンジンは、ヴィッツ、ラウム、ファンカーゴ、イスト、プロボックス、カローラ、プレミオなど、非常に多くの車種に展開されたエンジンです。 こちらのAISIN製ウォーターポンプは、10万キロ毎の交換がいいのかもしれません。その前後でにじみが見られる例 … [Read more...] about オーバーヒートに注意(トヨタ 1NZ-FE ウォーターポンプ交換)
重整備と体調管理 ~自動車整備士として日常気をつけていること~
自動車整備の現場は、とても体力が必要です。たぶん僕と同年齢の一般の方では1日と持たないくらいです。 冒頭の写真のクラッチディスクはRX-8のもの。 トランスミッションとエンジンの接合内部に備わる円盤を取り換えるには、マフラーやプロペラシャフト、そして、マツダのFRスポーツ車には、ミッションとデフを連結する重い鋼材、PPF(パワープラントフレーム)があり、それを一人の人力で支えて離脱します。 それから、重量のある大きなトランスミッションをエンジンから切り離して、ようやくクラッチ本体が現れます。 このような1台の重整備のため「翌日、筋肉痛で思うように体が動かない」という状態は絶対に回避しないといけません。 特に3月の繁忙期には、次々整備車両の入庫がありますし、連日スタッドレスタイヤからサマータイヤへの換装作業もあります。 … [Read more...] about 重整備と体調管理 ~自動車整備士として日常気をつけていること~
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