以前からご相談のあったフィアットパンダは、冬季の調子がよくないそうです。 同じフィアットのチンク(500)に積まれているのと同じ、ツインエアと称する小排気量ターボ2気筒エンジンを搭載。軽自動車でも最低3気筒の時代に2気筒のエンジン。しかし、優しいエンジンの鼓動は、どこか懐かしさが漂い、小さなイタリアンカーに大きな魅力を添えるのです。 冷間時、エンジン始動後のアイドリング不安定と走行不良がしばらく続き、まるで昔の調子の悪いキャブレータ車のようだとオーナー様はおっしゃいます。 ご来店時は暖機されていて、そんな不調は全く感じません。暖機して調子が出るまでの不完全燃焼の燃料臭がご近所の迷惑になりそうで解決出来たらうれしいというご相談です。 平成25年式 ABA-31909 0.9 TwinAir デュアロジックセミオートマ … [Read more...] about イタリア車 セミオートマチックの鬼門?デュアロジックオイル交換は果たして効果的か(フィアット パンダ ツインエア 0.9)
輸入車
アルファロメオの燃料漏れは危険な多発事例(アルファGT 2.0JTS)
『オイル交換の時期になりましたので、オイル交換をお願いしたいのですが、別件でご相談させて頂きたいことがあり、ご連絡差し上げました。最近、車内でガソリンのような匂いが少しするようになりました。定番のフューエルポンプの故障を疑っています。』 とお客様からご連絡がありました。 平成23年式 アルファGT 2.0JTS selespeed 走行距離 66,000km 燃料漏れが「定番」であっては困るのですが、この年代のアルファロメオの燃料ポンプは、燃料漏れのトラブルが多発しています。 ガソリンは非常に引火性(引火点 … [Read more...] about アルファロメオの燃料漏れは危険な多発事例(アルファGT 2.0JTS)
イベント参加直前のオーバーヒートと供給終了のラジエーターファンモーターの手配(E-141AKA フィアット パンダ)
直線と平面で構成されたシンプルで綺麗な外観と、随分小さい車体ながら大柄の大人がゆったり座れる不思議な車室空間を備えたフィアット初代パンダです。 僕がこの魅力溢れるお車のお世話をはじめて、早11年が経過しました。 平成10年登録 E-141AKA 1.1L CVT 走行距離 … [Read more...] about イベント参加直前のオーバーヒートと供給終了のラジエーターファンモーターの手配(E-141AKA フィアット パンダ)
簡単に交換できる?! フォルクスワーゲン ゴルフ7 のヘッドライトHIDバーナー(DBA-AUCZJ, VW GOLF 7 )
「片側のヘッドライトの点灯状態が良くないので、ヘッドライトの電球くらい自分で交換しようと挑戦しましたが、ボンネット内から見る作業スペースが非常にタイトで驚きました。 そこで、参考になる情報を検索すると、正攻法はフロントバンパーとヘッドライトユニットを取り外すようです。 これでは私の手に負えないので、さらに調べていると、某動画配信サイトでタイヤハウスからアプローチして簡単に交換できる方法を見つけました。そこで再挑戦しますが、直視できない完全な手探りの作業のため、うまくできずに結局は断念してしまいました。 すぐに交換できるものと思っていましたので、試しに格安のHIDバーナーを購入しましたが、部品の手配も含めて交換をお願いします。」 と懇意のお客様から、ゴルフ7のHIDバーナー交換作業を承りました。 平成25年式 DBA-AUC … [Read more...] about 簡単に交換できる?! フォルクスワーゲン ゴルフ7 のヘッドライトHIDバーナー(DBA-AUCZJ, VW GOLF 7 )
本気でメーカーが作ったサスペンションの実力(ルノー スポール ルーテシア3RS)
お客様が中古車で購入されたルノー ルーテシアは、足回りに変更が加えられてありました。 それは一般に「車高調」と言われる、名の通り車高(ライドハイト)を目的の値に調整できるアフターマーケット部品です。 一般の方が一般公道で使用される場合、機能を向上させる根拠のある値(車高、スプリングレート、ショックアブソーバの減衰力など)をご存じかというと、兎に角車高を下げて、レース車両のような外観を得ることがほとんどの目的かなと思います。 そして多くの場合、「車高調の乗り心地の悪さは、走行性能向上の代償」と勘違いされていることが残念で仕方ないのですが、ルノースポールのように、メーカーが本気で作ったスポーティな足回りは改変の余地がほとんどなく、乗り心地と操作性を両立した上出来の足回りになっているのです。 平成22年式 ABA-RF4C F4 … [Read more...] about 本気でメーカーが作ったサスペンションの実力(ルノー スポール ルーテシア3RS)
エンジン不調と警告灯点灯(ボルボ V50 CBA-MB4204S P2008)
走行中アクセルを強く踏み込むと、品の無いバイクのような音がしはじめました。 それを気にしつつ、でも踏み込まない限りはそうした音も出ないので、ゆっくり帰ってきたのですが、 スーパーで買い物して再出発するとエンジン警告灯がつきました。消えないまま5分ほど乗って帰宅しました。 エンジン不調とエンジン警告灯点灯のご相談です。 平成21年式 CBA-MB4204S 走行距離 … [Read more...] about エンジン不調と警告灯点灯(ボルボ V50 CBA-MB4204S P2008)
サイドフロー式ラジエーター採用のフィアットパンダ(ZFA312 FIAT 3rd Panda ラジエーター交換)
エンジンオイル交換のとき、僕はオイルレベルゲージよりも先にクーラントのサブタンクを見ます。水冷エンジンにとってクーラント不足は致命傷を与えることがあり、レベルチェックはとても大切だからです。 タイミングベルト交換後初めてのオイル交換時、3代目フィアット パンダのクーラントレベルはMINを下回っていました。 平成26年式 -13909- ZFA312 169A4000 5MT 走行距離 … [Read more...] about サイドフロー式ラジエーター採用のフィアットパンダ(ZFA312 FIAT 3rd Panda ラジエーター交換)
フランス車の構造と整備性について(プジョー206CC クラッチ修理、ショック交換、乗り心地改善)
クラッチ操作時に異音や違和感が出てきたということでお預かりしたプジョー206CCは、クラッチ摩耗が進んで固くなったクラッチペダルをギュッと踏み込むと、ペダルを踏む足裏にエンジン回転周期のキックバックを感じるほど状態が悪化していました。 平成14年式 GF-M206CC RFN 5MT 走行距離 98,000km フロントフェンダーに貼付された16 … [Read more...] about フランス車の構造と整備性について(プジョー206CC クラッチ修理、ショック交換、乗り心地改善)
混沌のダイアグノスティック ~シトロエンC3 エンジン不調 P1336, P1337, P1338, P1339, P1340~
仕入れた車両回送中にエンジン警告灯が点灯し、エンジンの調子が良くない。簡易スキャナーの結果はP1339で、Webで内容を調べるとクランク角センサーのようだと、同業者様からクランク角センサー交換の依頼がありました。1気筒機能していないようにも感じるとイグニッションコイルも1本ご用意くださいました。 平成23年式 シトロエンC3 ABA-A55F01 5FS 4AT 走行距離 … [Read more...] about 混沌のダイアグノスティック ~シトロエンC3 エンジン不調 P1336, P1337, P1338, P1339, P1340~
特注コイルスプリングを用いたサスペンション適正化 ~ローダウン傾向の改善~(アルファロメオ GF-916C1 GTV V6 3.0)
長年の懸案だったアルファGTVの車高(ライドハイト)。 初めて拝見してから早5年が経過しました。 平成13年式 GF-916C1 V6 3.0 6MT 走行距離 116,000km 当時、約7万キロ走行だったGTVは特にフロント側の車高が低く、路面の軽い凸部で底突きする状態でした。 オーナー様は、『スポーツカーだから低い車高は仕方がない』と、マンホールを避けたり、大きな段差では速度を落とすなど、普通に走れる状態ではないのを特別な走法で回避されている様子でした。 いくらスポーツカーだからと、一般道を快適に走行できない市販車はどこかが間違っています。 《以前の記事》サスペンション組み直しによる乗り心地改善(アルファロメオ GTV 3.0 V6 … [Read more...] about 特注コイルスプリングを用いたサスペンション適正化 ~ローダウン傾向の改善~(アルファロメオ GF-916C1 GTV V6 3.0)
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