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ホンダ ライフ パワーウインド不調 (GF-JB1)

運転席のパワーウインドの調子が悪いので診て欲しいとご来店されました。

平成10年式 GF-JB1 E07Z 3AT 走行距離 95,000km

「最近暖かくなってきたので運転席の窓を開けて走っていると、時折、スイッチを操作しても窓が上がらない。そして、気まぐれに動く。どこがおかしいのでしょうか?」というご相談。

早速パワーウインドスイッチを操作してみます。運転席窓のAUTOと書かれたスイッチ、窓を下げる操作をすると(スイッチを下方に動かすと)節度がなくフラフラで、操作を止めて指を離すと中立位置に戻るはずが戻りません。

窓を開けている間、パワーウインドモーターに通電されたままになりオーバーヒート。次に上方に操作しようとしても過熱で一時的に動作不良を起こします。パワーウインドモーターに負荷を与え、静止した状態の電流はヒューズなど安全装置が働かない電流のようです。ご来店時は動作不良の状態で、ドアの内張りに手を当てるとほのかに温かく、内蔵されるモーターの過熱が想像できます。

新品のパワーウインドスイッチに取替え、モーターを冷まして動作確認。

モーターへのダメージはそう深刻ではありません。当座問題なく動くでしょう。