お試しいただいた方から、大変好評をいただいています二硫化モリブデン配合オイル添加剤丸山モリブデンベースパワー。
今年の1月にエンジンオイル(MOTUL H-Tech 100Plus 5W30)にベースパワーEX250Cを規定量5%を添加して攪拌した試料と、同じエンジンオイルに他社の二硫化モリブデン添加剤を5%添加して攪拌した試料の違いをご覧いただきました。
↓エンジンオイルに5%添加、撹拌して10日静置したもの。一見、どちらも分散状態がよいように思いますが…
他社製は二硫化モリブデンが凝集して目視ではっきりわかる巨大粒子に。この大きさはオイルフィルタを通過しないでしょう。
その後、約8か月経過し、裏から照明を当てるまでもなく、他社製は完全に二硫化モリブデン粒子が沈降して堆積し、エンジンオイルが完全に透き通っている様子がわかります。
この沈静状態が、僕のエンジンオイル用二硫化モリブデン添加剤のイメージでした。
エンジンオイルと5倍以上の比重差がある二硫化モリブデンですから、沈降するのが自然です。
一方、丸山モリブデン ベースパワーは一度攪拌すれば、分散したまま全く沈みません。仕入れ先のお話では何年経っても変わらず分散状態が保たれるそうです。
一般にグリース添加されることが多い二硫化モリブデン。グリースは粘度(稠度)が高く、一度均一に混ぜるとオイルと比較して分散状態を保つのが容易だからです。
二硫化モリブデンそのものは大変優れた性質ですが、その効果を発揮するためにはオイルが行き渡る微小隙間へ次々導入される必要があります。
平均粒径が非常に小さく(当方で粒度分布を調査したところ0.09マイクロメートルに大きなピークがありました)、エンジンオイルに均一に混ざって決して沈降堆積することがない丸山モリブデンベースパワーは秀逸です。
エンジンオイルにも二硫化モリブデンにも親和性の高い官能基を持つ分散剤が使われているのでしょう。その企業秘の分散剤分子は、二硫化モリブデン粒子を取り囲み、隣接する粒子とは距離をとって凝集しない、まるでコロイドのような状態を作っているのだと考えます。
常時稼働のクルマや経年車はもちろんですが、エンジンを掛ける頻度の低いクルマにも安心して使えるといえます。
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