高効率ヘッドライトバルブ交換でホントに明るくなるの?

高効率ヘッドライトバルブ、カー用品店に行くと凄いですね、種類が豊富で。

昔は、リレー&ハーネスキットなんていうのありましたよね。ノーマルの配線を無視して、直接バッテリーや、オルタネータから太い電線で配線を作り直して、ヘッドライトを明るくするやつ。ハイビームにすると、ロービームも同時に点灯する仕掛けで、明るい明るい(^^) 樹脂レンズなんか溶けたりしてね。

そんな手間のかかる商品より、お手軽なものを選ぶ時代になったのでしょうか?それとも、レンチは握れなくても、ヘッドライトバルブくらいは交換するよって方にどんどん買ってもらおうという戦略なんでしょうか?


さて、「60W/55Wの消費電力で○○W/○○W相当の明るさ」ってほとんどの商品に書いてありますが、どうして光度の単位cd(カンデラ)使わないんでしょう?
例えば、ただ白っぽい光で明るさ感を演出してるだけで、実際は光度(カンデラ)がノーマルより小さいのもあるとか。

青いガラスのバルブ多いですけど、もちろん光が白っぽくなります。青いフィルター通してますから。効率上げて、青いフィルターで暗くなっては、なんだか逆に非効率。

あと、色温度の表示も「H.I.D.の色温度4500ケルビンを実現!」とか。
知らない方が見れば、「おお、そうなんか。H.I.D.みたいに明るくなるんか。」って思いますよ。

色温度は「光の色」です。数字が大きくなれば、青くなるだけ。明るさとは無関係。8000ケルビンとかありますが、それはもう「真っ青」です。

中にはノーマルバルブよりほんとに明るい、高効率のバルブもありますから、よくご覧になってお買い求めください。

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