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ホンダ フィット オーバーヒート(その1、GD1)

フィット GD1 平成14年式 がオーバーヒートで入庫しました。

なんとこのお車、走行距離は220,000km超!!

お客様はインパネ内の赤い水温計のランプが点灯したのでエアコンを切ってあまりエンジン回転を上げないようにしていたらいつの間にか消えたとおっしゃいます。


1年以内にクーラントが漏れ出すトラブルがあり、漏れ出した場所の近くの自動車整備工場で直してもらったともおっしゃってました。さらに、ATの変速がおかしいときがあるのでついでに診て欲しいとのことでした。

まず、オーバーヒートから診断します。

サブタンクは空に近く、ラジエータキャップ周辺にクーラントが飛び散った形跡があります。ラジエータキャップを取り外し、クーラントを注ぎ込むと約2L入りました。ラジエータ内にもほとんど冷却液が入っていなかった模様です。

ホンダ専用ウルトラeクーラントを充填し、キャップを閉じてエンジン始動。しばらく様子を見ますが、どこからもクーラントが漏れ出してきません。

あと、最近水漏れの修理をしたとおっしゃってましたが、ラジエータキャップが新しいぐらいで、ホース類、ラジエータ類も最近交換したというかんじではありませんでした。

さらにアイドリングを続けると… 電動ファンが回り始めました。しかし、電動ファンが一向に止まる気配がありません。

しかもよくみると回っているのはラジエータファンでなく、その横に配置されているコンデンサーファンなのです。エアコンをOFFにしているのにコンデンサーファンが回り、肝心のラジエータファンが回らない。

これはおかしいですね。

ラジエータファンのコネクタを離脱してファン単体点検をすると、まったく動きません。ラジエータファンへの電源は良好のようです。ラジエータファンモーターの不良に間違いなさそうですが、エマージェンシー機能が働いてコンデンサーファンを回すのでしょうか?

まあ、回らないよりはマシという程度です。

とにかく前回の修理ではラジエーターキャップのみを交換し、肝心な部分が修理できていなかった可能性があります。
まず見積もりをし、お客様にお尋ねすることにしました。

《つづく》