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アルファ156 V6 2.5L 本国仕様 ~真の足回りを求めて(その1)~

“Sorry for such a delay.
After waiting all this time for the front springs Alfa have only supplied one and told me that the part is no longer available.”

注文から約1ヶ月を経過したある日、取引先から便りが届きました。

国内入手が困難なアルファ156 V6 2.5用 EU仕様のフロントコイルスプリング。在庫は無いものの注文が可能ということで注文したものです。


左右の区別はありませんが2つセットの部品。1つだけ取引先に入荷し、もう1つは供給終了で1台分を手に入れることができないというのです。取引先の担当者も、お客様から注文を受けた僕も、事態に困惑しました。

日本国内に輸入されたアルファ156 V6 2.5L は、そのすべてがスポーツパックと称する、純正ローダウンスプリングが組み込まれた仕様。

EUスタンダードの156とはずいぶん車高も乗り心地も違います。

僕が以前に本国仕様のスプリングを組んだ事例をご覧になられ、大変遠方のお客様からお問い合わせいただいたのが今回の仕事の始まりでした。

アルファ156 V6 2.5 本国仕様サスペンション (+ KYB Excel-G)
クルマのスポーツとは?(アルファ156 V6 2.5 本国純正仕様)

海を大きく隔てた場所にお住まいのお客様は、すでにお近くの整備工場でショックアブソーバを交換するなど足回りのリフレッシュをされていましたが、スプリングだけが心残りだったとおっしゃいます。

写真は、足回りリフレッシュされた後の156の側面ですが、車高は日本で走っている156の低い姿勢で、僕が作業した赤の156とは印象が違います。

直接交換作業に関わることは難しそうですが、部品の手配だけでもお手伝いできると思い仕事を進めましたが、厚い壁に行く手を阻まれてしまいました。

次回『アルファ156 V6 2.5L 本国仕様 ~真の足回りを求めて(その2)~』に続く

↓僕も読んでいるメンテナンスブックです。アルファオーナー様におすすめの書籍です。

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