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軽自動車 20万キロ走行の秘訣(三菱 ミニキャブ GD-U61T 車検整備)

走行距離20万キロを少し超過した三菱 ミニキャブは24ヶ月点検と継続検査代行(車検整備)でお預かりしています。

平成13年式 GD-U61T 3G83 3AT 走行距離 202,000km

僕が初めて拝見したのは約9年前。走行距離 約9万キロでした。エンジンオイルの交換管理が十分でなく、その後、間もなくしてオイル下がりの症状が出ました。

動弁機構が備わるシリンダヘッドにはエンジンオイルが変質したスラッジがびっしりとこびりつき、オーバーホールはあきらめて、H42Aミニカの中古エンジンのシリンダヘッドを清掃整備後移植。


その後は、エンジンオイル、クーラント、ATFを適切な時期に交換し、20万キロを無事走行することができました。ただし諸事情で注入するガソリンの質があまりよくなく、今までに2回、燃料タンクと燃料ポンプの交換を実施しています。しかし、それ以外は全くのノントラブルです。

製品寿命の長かった名機3G83を搭載したU61系の軽トラック、バンは、国産工業製品らしい完成度の高さに加えて整備性抜群で、現在スズキのOEM供給を受ける同社同ラインナップを少し残念に思います。

タイロッドエンドのブーツ破れを補修

前回、急遽組み付けた社外フロントブレーキパッドは、磨耗が著しく今回は三菱純正を装着します。

長期間エンジン安定稼動の秘訣、クーラントの定期交換を経て、軽自動車検査協会へ。

週末金曜日の車検コースは大変混雑していました。


3G83の排気ガス計測値は、いつも基準ギリギリの高い数値を示します。

今回、左ヘッドライトユニットの故障で左右調整が不能になりました。不合格の懸念があるロービームでの試験計測は控えハイビームでの受験としました。

久しぶりのハイビーム計測で気が付きましたが、ロービームと比較して格段に早く審査結果が電光表示されます。これは間違いなくハイビーム計測とロービーム計測の難易度の差でしょう。

2度目のタイミングベルト交換や、これから発生確率が高くなるATや駆動系の不調など、予想される不具合は適時対応いたしますので、末永くお付き合いよろしくお願いします。

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