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アルファ156セレスピード 車検整備(GF-932A2)


昨日のアルファ147にひき続きアルファ156です。24ヶ月点検と継続検査代行(車検整備)でお預かりしました。

平成13年式 GF-932A2 2.0TS selespeed 走行距離 90,000km

定期的にご入庫いただいているお車です。昨年春、最初にご来店いただいたときはフロントのサスペンションからひどい異音を発しておりました。その後、ご予算に応じて異音解消のための部品交換を徐々に行いながら、同時作業でできるときは良質のショックアブソーバを組み込み、そしてようやく半年前に快適な乗り心地が完成した156です。

頻繁に入庫いただいておりましたので、特に大きな部品交換を伴う整備はございませんが、保安基準不適合箇所など整備が必要な箇所がいくつかありましたので順に手を入れていきます。

まずサイドブレーキワイヤのホルダーが千切れていました。

このゴム部品は単体で供給がありませんので、代用品で細工します。廃棄する予定のファンベルトを適当な長さに切り取ります。

革パンチで穴を開け

純正よりしっかりしたホルダーが作成できました!

昨年交換した社外品のロワーアームのボールジョイント部のダストブーツに著しい亀裂がありました。これは操舵時にねじれる部位ですのでゴムの材質というより、摺動性に難があり限界を超えて捻じ切れた模様です。

もちろんダストブーツのみの供給は無く、ロアアームの交換になるのですが、アーム各部の主要な機能が全く損なわれていないので、昨日交換したアルファ147のロアアームのTRW製ダストブーツをお分けいただき、移植することにしました。147のオーナー様のご厚意に心より感謝申し上げます。

そしてラックブーツに亀裂

フロントブレーキパッドの残量センサー配線の断線修理(青の配線を追加しました)

フロントフェンダー内のエンジンカバーの腐食して固着したネジは、ディスクグラインダーで切り落として別の処置を施します。

<続く>

↓僕も読んでいるメンテナンスブックです。アルファオーナー様におすすめの書籍です。

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