シングルポリッシャーを使ったボディーメンテナンス

ボディーのメンテナンスというと、最近は「コーティング」が主流ですが、目に見えない薄い膜にずいぶん高価な印象があります。

コーティングと一口にいっても、種類がとても豊富で、僕は未だその良否の判断ができません。だからコーティングというものを取り扱っていないのです。

ただ、ひとついえることは、どんなコーティング剤を用いる場合でも、施工するボディーの表面が滑らかに処理されていることが仕上がりを左右するということ。

僕は、ボディーメンテナンスのご相談を受けた場合、「シングルポリッシャー」+「微粒コンパウンド入り液体ワックス」で下地を整え、仕上げは「固形ワックス」という旧来の方法をご提案しています。

《施工例1 JT190 いすゞジェミニ》

高価なコーティングを施したボディーでも専用メンテナンスキットで定期的な補修をする必要がありますから、比較的効果が長持ちする固形ワックスを数ヶ月に一回塗りなおすのと手間はそう変わらないのと、光沢感や撥水性はコーティングと同等以上だからです。

《施工例2 HC24S 日産 ピノ》

今までに何台も施工していますが、

    「いままでに無い光沢感が得られた」
    「水洗いでも汚れ落ちが早く、簡単に洗車できる」
    「そもそも汚れがつきにくい」
    「水洗いして固形ワックスを掛けたあとの光沢がよいので、外装の手入れが楽しくなる」

など、とてもうれしい感想を頂戴しています。

《施工例3 MCC スマートクーペ》

自動車の外装の手入れは基本的に持ち主がするものと考えていますので、それが手軽に満足のいくものであれば、高価なコーティングでなくても旧来の方法でいいとおもいます。

では、さらに一歩進んで、シングルポリッシャーを使う下地処理は、一般ユーザーでは難しいのか?
確かに以前は、高回転のシングルポリッシャーはとても制御しにくい機械で、「熟練」を要したかもしれません。
リョービ シングルポリッシャー PE-2100

しかし、現在のポリッシャーは、実は以前ほど難しくないのです…

《次回に続く》