コレは理想のボディーコーティングかもしれない(リスロン モリスWAX5000F(UVC))

「こんにちは~」

と見慣れない男性がご来店。どうやら飛び込みのセールスのようです。


セールスマン:「私共、主に床などに使う業務用のワックス等を取扱っております…」

たけし:「ええ、承知してます。工場の床のメンテなら間に合ってますが…」

セールスマン:「いえいえ、床のワックスの売込みではないんです。」

と、事業拡大の一環で、自動車整備業界に独自製品を展開している旨説明が続きました。主に自動車の外装に用いる製品のようです。

セールスマン:「こちらが特にオススメなんです!今までの常識を覆すコーティングです!」

と、スポーツドリンクのような乳白色の液体が入ったスプレーボトルを誇らしげにグイッと突き出しました。僕は、まあ、少し時間もあるし、聞くだけ聞くか… と、
しかし、直後のデモンストレーションで、これが優れものだとわかるのでした…

さて、外装(特に塗装面)の手入れに関するお問い合わせが多く寄せられます。
使用環境も、手入れの方法もたくさんあります。近年の自動車の塗装は、専門のエンジニアによって考えに考え抜かれ、様々な使用環境で高耐久を追求して作られたものですから、極端に言えば「何も手入れをしない」方がよいのかもしれません。

しかし、「綺麗な外観」を自動車の機能の一つとして捉えることは、お車を大切にされている方なら当然のことでしょう。

新車時の外観をできるだけ長く保ちたいというのも自然なことだと思います。外装手入れの用品を求めて、ネットで口コミを調べたり、直接カー用品店に向かいます。しかし、書き込まれたレビューにしても、陳列されたワックス、コーティング類にしても、種類が豊富すぎるのと、どれもよく似た感想や宣伝コピーで本当に良いものの選別がとっても難しいですよね。

それに、ケミカル製品って、これに限らずホントわかりにくいです。中学や高校で習った耳馴染みのある化学用語を組み合わせて、わかったような気(?)にさせられます。僕が思う外装の手入れの必要条件は

「一般のユーザーが自分で手軽に簡単にできること」

です。プロの施工業者の手を借りるような高価なコーティングは除外です。それが、なかなか見合う商品がありませんでした。簡単といいながら結構な手間がかかったり、確かに手間はかからないけど、水洗いと大して違いがみられなかったり…

手軽に簡単にできて、効果が持続するなんて理想ですよね。実は、その理想に限りなく近いコーティングが冒頭の売り込み商品だったんです。ちょうど板金塗装で仕上がった車がありましたのでテストしました。

スプレーで対象に吹きかけてマイクロファイバークロスで均一に延ばします。ワックスを塗りこむ作業とは程遠く、ただ水をスプレーして拭いているような感覚です。

次にホースで水を流します。

それだけです。

たったそれだけ。

それだけで見事な光沢と、撥水性!!

ムラなど一切なし。

効果は約3ヶ月持続するそうです(只今数台で試験中)。もちろん、他のコーティング剤同様、新車や板金塗装上がりのパネルはそのまま施工でよいのですが、使用過程車は下地を仕上げてから施工しないと十分な効果は得られません。

試験の数台は新車及び、使用過程車(シングルポリッシャーと微粒コンパウンドで下地を磨きあげたものです)です。

本当オススメです。

5倍希釈液をスプレーに移して使用するのが最も手軽で経済的です。

リスロン モリス、理想のボディーメンテナンス用品かもしれません。