繁忙期の3月は、検査場の混雑が尋常でありません。
並び始めてから受検まで2時間ということもありました。
連日受検されている同業者様、本当にお疲れ様です。
例年3月20日を過ぎたあたりから混雑が随分緩和してきます。今日の受検は10分~20分待ちでした。
さて、
定期点検で真っ先に確認するクーラントサブタンクの残量に目立つ変化を捉え、クーラントの匂いを辿ると、ウォーターポンプからのクーラントにじみを発見しました。
トヨタのNZ-FEエンジンは、ヴィッツ、ラウム、ファンカーゴ、イスト、プロボックス、カローラ、プレミオなど、非常に多くの車種に展開されたエンジンです。
こちらのAISIN製ウォーターポンプは、10万キロ毎の交換がいいのかもしれません。その前後でにじみが見られる例がとても多いからです。
今回は113,000kmでの交換でした。
ヴィッツ共通のエンジンルームに収まる1NZ-FEのウォーターポンプ交換は、ほんの少しのスペースの狭さのため、ボディーと干渉してそのままでは離脱できません。
エンジンマウントを一旦取り外して、ボディーと干渉しない位置までエンジンを下げてから交換します。
少しトヨタらしくない整備性ですが、プラットフォームやエンジン共用を強力に推し進めた時代のクルマだからでしょうか。
もう1か月もするとカーエアコンを稼働させる夏日が訪れます。ちょうど今の時期にオーバーヒート対策ができて安心いたしました。
M.T. says
初めまして。
京都市内在住の60前の親父です。
修理記録等、専門的な事は分かりませんが、車に対する丁寧な対応に感心しながら、楽しく拝見しております。
私はプジョー307を購入して19年、トラブル続きで、修理しても根本的に治らず、家内も遠出が怖いと、乗るたびに緊張感満載です。
しかし、子供の小さい時や、様々な想い出が重なり、廃車に出来ずにここまで所有しています。
遠隔地に単身赴任中ですが、いつか、たけしさんに診てもらい相談出来ればと考えます。
長文失礼しました。
ITS says
はじめまして。
コメントありがとうございます。
読みにくい内容にもかかわらず、いつもご覧いただきありがとうございます。
307と長年おつきあいされているとのこと。
国産車では考えられない色々なことを経験されたのではないでしょうか。
私は特にフランス車の専門というわけではありませんので
お手伝いできることがありますでしょうか。
今後ともよろしくお願い申し上げます。