黄ばんだヘッドライトをできるだけ綺麗にしてみた

ヘッドライトのレンズの素材が、ガラスから樹脂(ポリカーボネート)主流になり、経年劣化の黄ばみがとても気になります。

ボディーの塗装や、機関がそれと比較して劣化が少なめなのに、ヘッドライトが曇っているだけでクルマ全体が古く見えてしまうからです。


曇りは、主に紫外線による樹脂の黄変です。厚いコーティング層が剥がれだすタイプは、下処理に時間が掛かりますので根気が必要になりますが、多くの樹脂レンズヘッドライトは概ね短時間で見違えるほど光沢が蘇ります。

注)樹脂レンズ内部に亀裂が進行したものや、内側から白く曇るものは、思ったような改善が得られないことがあります。

このように薄茶色に変色したヘッドライトレンズ。

まずは#1500の耐水ペーパーで水研ぎします。

最初は研ぎ汁が茶色ですが、これが白くなるまで全体を満遍なく研ぎ続けます。

この荒研ぎが仕上がりを左右しますので、レンズの端の方など、ボディーに傷が付かないように養生しながら丹念に作業を進めます。

荒研ぎが終わって乾燥するとこのように白く均一に曇った状態になります

ここからは研磨剤を使用します。切削力に優れた補修塗装肌調整用の#8000コンパウントです。研磨しているというよりカミソリで削ぎ落すようなイメージですから、タオルバフを当て、回転させた直後から綺麗な光沢面が現れます。

右側がコンパウンド処理後、左が未処理。

最後に専用のコーティング剤で表面を整え完成。車齢が5年は若返りました。

↓使用したコーティング剤はこちら。簡単施工で、条件によっては半年以上効果が持続します。

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ITS