カテゴリ: ホントの話

マフラー音量規制と検査の実態(96dB規制 近接排気騒音)

京都運輸支局の車検コースの向かって一番左の4コースは、ここ一か月以上入口のシャッターで閉鎖されています。

その理由は、ヘッドライトテスターの故障だそうです。


ブレーキ、ヘッドライト、スピードメーターの計測・判定を同一場所で行うマルチテスターは、受検時の操作が少ないので人気があります。現在、このマルチテスターが備わる3コース、4コースのうち1つが使えなくなっていて、連日繁忙期並みの混雑。

さらに最近では、新米検査員のOJTがその混雑に拍車をかけています。

「排気騒音が基準から外れているので、新規コースで再確認お願いします。」

確かに純正ではないマフラーが装着されていますが、JASMAの規格も取得してありますし、著しい音量の増加もありません。

次々来る検査車両を、漏れなく検査する業務は大変なご苦労だと思います。しかし、簡易計測とはいえ、ひと手間の増加は渋滞を招きます。

1台あたりの検査時間の長い「新規コース」で、随分待たされ、再計測の結果は「〇」。

マイクロフォンによる簡易計測で、非純正のマフラー音量をきっちり計測しようとする新人さんには申し訳ありませんが、ベテラン検査官のように聴感を鍛えてほしいものです。

In Japan, the Road Transport Vehicle Act stipulates standards for the noise of automobiles, by model and year of manufacture.

In this example, they measure the noise of the whole vehicle including the exhaust sound from the muffler in a fixed method, and it is a condition that it is 96 dB or less to pass.

In the case that a muffler of aftermarket which is not genuine is installed, it tends to be measured and judged especially severely.

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