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感性に響く動力性能(スバル レガシィ TA-BH5 点検整備)

愛着のある自動車を末永く乗り続けたいとのご要望で、まずは12ヶ月点検で全体の状況を拝見することにいたしました。

平成14年式 TA-BH5 EJ20ターボ 5MT 4WD 走行距離 63,000km

まず、この時代のレガシィのボディ骨格では不要と感じるSTi製のストラットタワーバーを取り外し、全体のバランスを戻します。柔軟性のあるボディは局部的な補強を嫌いますから、理由のない補強材の追加はしない方が無難です。


そして、試運転で時折左前から凹凸通過時に発する気になる異音。原因はいくつか考えられますので、各部のガタの点検と、懸念の一つであるスタビライザリンクロッドを左右で入れ替え、

多少異音が収まったような気がしますが、お預かり時間でいろいろな走行条件でテストしてみようと思います。倒立式のビルシュタイン製純正ショックアブソーバは、著しいオイル漏れなどは無いようです。

ただ、アッパーマウント中心部分の高さを左右比較すると、異音の出ている左側が数ミリ上に位置していて、硬質ゴムの劣化があるのかもしれません。

(↓左側)

(↓右側)

点検を進めますと、右前のドライブシャフト内側の等速ジョイントブーツに破れがあり、

付近は内部グリースが飛散していました。

良質の分割ブーツがありますので処置しました。内部のグリースは純正品を使用します。

著しい漏れではありませんが、ラジエータのアッパータンクの一部にクーラントの痕が見られましたので、今後の経過を見る必要があります。

水平対抗ターボエンジンは、5ナンバーサイズの車体を軽々走らせますね。

市街地をゆっくり走ってもフルタイム4WDのスバルらしいハンドリングとサスペンションが路面を捉えて離しません。自動車の性格上、融雪剤の影響を受けた車両が多い中、こちらのレガシィは下回りが非常に綺麗です。シーズン到来前に、防錆処置を適切にされることをお勧めいたします。

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