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シトロエン C4 エンジン不調を調べてみたら (GH-B5RFJ)

シトロエン C4  エンジンの調子が悪いとご相談がありました。

平成18年式 GH-B5RFJ RFJ AL4 走行距離 92,000km

中古車で昨年ご購入され、室内のエアコンブロワーファンの交換を正規販社で行った修理歴があります。そのブロワーファンの交換との関連はわからないけれど、数週間前から走行中にエンジン警告灯と「SERVICE」の表示が出るようになり、ここ数日はアイドリングが続かずエンジンストールするとのこと。エンジン警告灯が点灯していますので、まずは外部診断機でその内容の把握でしょう。


ところが、ご来店当日エンジン始動不能に陥ったと連絡が入りました。セルモーターは勢いよく回ります。お客様ご自身でエンジンルーム各部の点検を実施され(イグニッションコイルの離脱点検も行われたとのことでびっくりしました…)、決定的な原因が分からないうちにエンジンが始動し、少し遅れてご来店。ここ数週間で状態が徐々に悪化している傾向が感じられます。

初 Lexia 3 起動です。

診断ポートは灰皿の奥。

541個ものフォルトがログされていました。そのほとんどがクルーズコントロール系です。そして、燃料ポンプ制御、サイドランプ不点灯、室内ブロワーファン、そして電子制御サーモススタット(?)などがありました。

一旦全てのログを消去して、現在の状態を把握します。

消去後、エンジンは普通に始動しましたが、ESPの警告灯の点灯…このように、いろいろな不調が次々と発生するのです。

その後、何度かエンジン停止、始動を繰り返すと、警告灯の点灯がなくなりエンジンも安定。ただ右側フロントサイドランプの不点灯と、どういう理由かクルーズコントロールに関係するフォルトが瞬時に5つログされたのでした。

確かに右フロントのサイドランプは切れています。

電球を交換。

その後、何度がエンジン始動させましたが、警告灯の点灯も無く、アイドリングも安定。

ところが翌日、試運転しようと店を出て最初の信号待ちで、エンジン警告灯の点灯と共にエンジンがストールしたのでした…

再始動は容易ですがアイドリングが続きません。そしてESP警告灯が点灯…

関連の掴みにくい症状を前に、まずは気持ちを落ち着かせることにします。

次回『『シトロエン C4 エンジン不調は意外な原因だった (GH-B5RFJ)』に続く