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三菱 ミニカ エンジン始動不良(E-H22A 3G83)

三菱 ミニカです。

以前にハンドルがおかしいとのことで、診断したところブレーキパッドが座金ごと無くなってキャリパピストンが飛び出し、ブレーキフルードがなくなっていたという怖い不調暦のある車両です。


ブレーキが全く効かないのにお客様はハンドルがおかしいとおっしゃいます。ブレーキのことには全く触れないのですから、問診の難しさを痛感した事例でした。

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平成2年式 E-H22A 3G83 FF3AT 走行距離77,000km。

今回はエンジン始動不能。久しぶりに動かそうと思ったら、セルが回らない。

バッテリ上がりか、セレクタレバーの位置でもおかしいのかとガチャガチャ動かしていたらセルが勢いよく回ってエンジンがかかるが、一旦エンジンを切ると同じようなことが起きる。問診からオートマチックのインヒビタスイッチの不良の可能性があります。

まずは症状を確認します。

キーを捻ると問題なくセルが回ってエンジンが始動しました。何度かエンジン始動停止を繰り返していると、セルを回そうとした瞬間…

「カチン!」

といってセルモーターが回らないことが数度ありました。(セルモーターはバッテリー下付近にあります。)

これはインヒビタスイッチ不良ではありません。疑わしきはセルスターターのマグネットスイッチ接点。このセルモーター、B端子の接触不良も過去に経験あります。

幸い、B端子の損傷はありませんでしたので、マグネットスイッチの不良の可能性が高くなり、リビルト品と交換、症状が改善されましたので修理完了としました。

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