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プレミオに感じるカスタマーファーストの真髄(トヨタ プレミオ DBA-ZRT260 12か月点検整備)

「私は自分の車に秀でた能力も、デザインも必要ない。移動手段として目立たず、その役目を果たしてくれさえすればいい。そういう意味でこれほど過不足のない車に大変満足している。」

平成15年式のプレミオにお乗りのお客様が数年前、大変印象的なお話をされました(参考記事:無事これ名馬)。

その次の世代のプレミオを12ヶ月点検でお預かりしています。

平成19年式 DBA-ZRT260 走行距離 35,000km

よくトヨタ自動車のものづくりは「80点主義」と言われます。

この表現は、どの部分をとっても特別秀でたところがないという、どちらかというとネガティブな印象を受けてしまいがちですが、真意はその自動車の販売ターゲットとしている地域・ユーザーを第一に考え、あらゆる要素が80点以上の高得点であるということだと解釈しています。

「万人受け」とはベクトルの違う考え方だと、最近思うようになってきました。

プレミオもその手法に則り、ターゲット地域・ユーザーにとって、全ての要素が80点以上の高得点で、かつ最高に控えめ。メーカーにとってもユーザーにとっても、均衡のとり方という面では「満点」を獲得しているのではないでしょうか。

日本的で品のある、すばらしい自動車だと思います。

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