エンジンオイル交換の度に少しずつひどくなってきたエンジンオイル漏れ修理を実施することになったBMW E87 130i
平成18年式 ABA-UF30 E87 130i 走行距離158,000km
アンダーカバーにもこの通り、エンジンオイルが滴り落ちていました。
輸入車は、国産車と比較にならないくらいエンジンオイルの漏れが早期に発生します。劣化した高温のエンジンオイルに長期間晒されたゴムパッキン類は硬化劣化が著しく進行し、柔軟性がなくなるのがオイル漏れの第一の原因です。国産車と輸入車では平均的に油温の違いもあるようです。
良質のエンジンオイル交換をきっちり定期的に実施しているエンジンなら、ゴムの劣化は遅く、例えば国産車であれば車齢１０年程度ではほとんどにじんでくることがありません。
こちらのBMWは車齢が８年と数ヶ月。高速道路を主に走行されていますのでエンジンオイル交換は5000kmを目安に実施していました。各部からエンジンオイルのにじみが発生していますが、処置したいのはシリンダヘッド脇に配置される水冷式オイルフィルタハウジングでした。
水路と油路が隣接した箇所に、複雑な形状をした同一材質のゴムパッキンが装着されるのに少し疑問を感じます。
締結箇所は少ないのですが、狭小な場所で工具が限られました。
全ての部品を組み付け、エンジンオイルとクーラントを補充。最後に漏れ出たエンジンオイルの清掃をして完成としました。
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