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トヨタ プリウス ロワーアームボールジョイント交換(DAA-NHW20 車検整備)

法定24ヶ月点検・継続検査受検代行(車検)でお預かりしました、2代目プリウスです。

平成16年式 DAA-NHW20 1NZ-3CM 走行距離113,000km


こちらのプリウスは、車齢が10年を越えました。

プリウスは4代目になり、ハイブリッド車が街を行き交う光景は、当たり前の日常になりました。

ガソリンエンジンとモーター併用の動力源、電磁ポンプ油圧と回生ブレーキを協調する「作られた」ブレーキ操作感など、従前の自動車と全く異なる機械なのに、違和感なく運転できるのは、極めて複雑な電子制御システムが運転者と自動車の間に介在しているからです。

モーター制御に関わるPCU(パワーコントロールユニット)に使われる半導体は、トヨタ自社開発・内製とのこと。半導体の研究開発、そして生産工場まで備えるトヨタの技術力は全くの底なしです。大手半導体メーカーでさえ、価格も含めてトヨタの要求をクリアするのが難しかったに違いありません。

4代目プリウスになって小型化されたPCU(パワーコントロールユニット)は、まだクーラントによる水冷式。電力損失を低減するためにSi素子からSiC素子に置き換わり、空冷になる日も近そうです。

さて、お預かりしたプリウス、点検の過程で、保安基準不適合になるロワーアームボールジョイントのダストブーツの亀裂がみつかりました。

この部分を交換するためには、大きなアルミ製のナックルアームを車両から一旦離脱する必要があります。

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