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トヨタ アリスト エンジン始動直後エンスト(E-JZS147)


エンジンを掛けてすぐにエンストする。再始動は簡単だがアイドリングが長く続かない。ということで、積載車に載ってやってきたのは

平成4年式 トヨタ アリスト E-JZS147 走行距離150,000km。

症状を確認します。

エンジンの始動性はよく、不具合があるようには感じまんせん。ところが、何秒か後にストンとエンスト。

再始動します。しかし、同じくらい経つとエンスト。

何度か症状を確認していると、エンスト直前にフューエルポンプの作動音が途絶えることに気が付きました。どうやらポンプの制御に問題がありそうです。

念のためダイアグコードを呼び出しますが、正常コードを出力。

配線図を入手します。

エンジンECUの他にフューエルポンプコントローラがトランク内に配置されていることがわかりました。始動直後とその他ではフューエルポンプの制御をこのコントローラで切り替えているようで、コントローラ不良の可能性が高くなってきました。

残念ながらこのコントローラは非分解のため中を確認することができません。交換チェック用のコントローラもありませんので、お客様に了承を得て新品のコントローラを注文することにしました。

新品を組み付け、再始動。エンストはしなくなりました。

今回は推測で高価な品物を発注しました。単体のチェックの方法がわからず、不本意な仕事でしたが、お客様の寛大なご協力で「運よく」整備を完了することができました。感謝しております。

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