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国産車タイミングベルト交換の難易度(トヨタ イプサム E-SXM10G 車検整備)

車検整備でお預かりしたトヨタ イプサムです。国産車のタイミングベルト交換で、作業スペースが狭い部類に入る3S-FEエンジン搭載車。パワーステアリング油圧ホースの向こう側、矢印の位置にタイミングベルトカバーが配置されています。


平成8年式 E-SXM10G 3S-FE 4AT 走行距離 101,000km

ストラットアッパー付近のフレーム、さらにその内側にブレーキマスターシリンダがあるので、このようにタイミングベルトカバーとのスペースはとても狭く感じます。しかし、手や工具の入る場所には十分余裕があるし、何も進行を妨げる要素はなく、標準作業時間以内に作業完了します。輸入車などで一番作業時間を費やすタイミング調整も固定で不要なのです。これは生産時の製造コストに大きく関わることでしょう。

今回はオイル漏れがひどく、各部オイルシール、パッキン類も同時に交換しました。

各プーリー取り外します。

トロコイド式オイルポンプも露わになりました。

今回取替した部品です。

クランクプーリーの取り付けボルトは比較的ロートルクです。回り止めをして確実に締結します。

並行して作業を進めていたライトエースの車検整備も完了し、ここのところずっと混雑の続く京都運輸支局検査コースに持ち込みました。

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ITS