カテゴリ: トヨタ

体感できない電子制御の不調(トヨタ bB TA-NCP35 エンジン警告灯点灯修理 P0171)

入庫したとき、警告表示は消えていたのですが、時々オレンジ色のエンジン警告灯の点灯があるというトヨタ bBです。体感できる不調はありません。

平成13年式 TA-NCP35 1NZ-FE 4AT 走行距離 90,000km


早速、簡易スキャナーで点検します。

燃料調整が希薄側(P0171 リーン異常)になっているとの記憶情報がありました。外部診断機によるフォルト情報の閲覧だけでは不調原因が特定できない典型例です。エンジンオイル交換管理が適切とは言えないこちらの車両は、エアフロセンサーの感知部に無視できないオイルの付着がありました。

以前のトヨタ車で主流だったDジェトロは、いつのころからかLジェトロになりました。きめ細かい制御にはLuftmengenmesser(独:エアフロセンサー)が必須のようです。感度が変化して希薄燃焼になったと推測し、お客様の了解を得て新品に交換。

試運転を繰り返して警告灯表示が出ないことを確認して一旦お返しすることにしました。

《関連記事》
トヨタ エスティマ エンジン警告灯点灯(その1、TA-ACR30W P0172 リッチ異常)
未解決のPコード(スズキ スイフト DBA-ZC11S エンジン警告灯点灯 P0171 リーン異常)
トヨタ アルファード エンジン警告灯 チェックランプ点灯(UA-ANH10W O2センサー交換)

Published by
ITS