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トヨタ ヴィッツ オルタネータからの異音 (UA-SCP10)

走行距離20万キロ目前のトヨタ ヴィッツ。あるエンジン回転域で耳障りな異音を発するようになったので回転各部を点検しました。

平成15年式 UA-SCP10 1SZ-FE 5MT 走行距離 199,000km


約3ヶ月前に同じような異音でウォーターポンプを交換しました。1本の細い補機ベルトは複雑に屈曲し、パワーステアリングポンプ、エアコンコンプレッサ、オルタネータ、ウォーターポンプを駆動します。

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補機ベルトを取り外して各補機類の回転部分を手で回して点検。ウォーターポンプの初期不良を疑いましたが問題なく、オルタネータの回転部にわずかな擦過音がありました。

運良く入手した中古良品のオルタネーターと交換します。

こちらの寒冷地仕様のような数の少ないオルタネータは、(信頼できる)リビルト入手が難しい場合もありますので、入手が容易になったインターネットからの中古品も視野にいれるとよいと思います。

そして、異音はすっかり解消されました。オルタネータのプーリーは小さく、たとえばエアコンコンプレッサやパワーステアリングポンプと比較して回転数が多くなります。さらにこちらの補機ベルトレイアウトはプーリーとの接触部が大きく採られているため回転軸への負担が大きめだったのかもしれません。

それにしてもこのような補機類の耐久性はびっくりするほど向上しました。異音を発生していたオルタネータもわずかな音さえ気にならなければ、基本的な機能は損なわれておらず、まだ使用することができるのです。

しかし多走行車は、オーナー様の敏感な不具合察知が大切です。安全走行のためには頻繁な点検と適切な油脂類、部品交換は欠かせません。

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ITS