丸山モリブデンのエンジンオイル添加剤ベースパワーEX250Cは、他に類を見ない効果で、お使いのお客様から喜びのご感想が寄せられています。
いくつかラインナップがある中、僕が注目したのは燃料用。
エンジンオイルが循環しないバルブシートや燃料装置の保護・修復を目的に開発されたという、二硫化モリブデン配合の燃料添加剤は、僕が知る限り世界唯一です。
60リットルの燃料に150ml注入する燃料用(0.25%添加)は、エンジンオイル用(約4~6%添加)と比較してモリブデン濃度が低くなるため、遅効性をイメージしていました。
ところが、予想に反して、注入直後にはっきりと体感できる超即効性に驚きました。
いったいどのような性質がエンジンの調子を劇的に変えるのでしょうか。非常に興味があり、エンジンオイル用EX250Cと同様、簡単に検証してみました。
(カー用品店にコーナーができるほどの各種添加剤。丸山モリブデンはもちろんありません)
燃料用(ガソリン・ディーゼル兼用)もエンジンオイル用と同様、主成分は二硫化モリブデン。モリブデナイト(輝水鉛鉱)という天然鉱石から精製される固体潤滑剤です。
丸山モリブデン ベースパワーは、平均粒径100ナノメートルという微粒子を使用しているそうですが、ガソリンや軽油には溶けません。
燃料中に不溶性の粉末が存在する場合、一般的にそれは「不純物」扱いです。
そんな物体を燃料タンクに混入するのですから、タンク底部への沈殿堆積や、フューエルフィルターの目詰まりが心配です。
まずは一番の心配、『沈殿』について。
ガソリンに注入して分散性を確かめました。
比重差がガソリンと二硫化モリブデンでは5倍以上あります。しかも、いくら粒度がナノメートルレベルで小さいといっても、分散媒は粘性の低いガソリンです。エンジンオイルでは分散状態が保てる良い結果を確認しましたが、燃料ではいかがでしょう。
他社の二硫化モリブデン添加剤(エンジンオイル用)と比較検証しました。
画面右下のyoutube字幕設定をONにしてご覧ください。
驚きの分散性です。とても5倍もの比重差があるとは思えません。これなら燃料タンク内で容易に均一に分散するでしょう。
この実験で使用した他社製の添加剤はエンジンオイル用でしたから、比較のために、丸山モリブデンのエンジンオイル用EX250Cもガソリンに滴下してみました。粘度はエンジンオイル用の方が高いです。
結果はこのとおり、燃料用と変わらず、極めて高い分散性が見られました。エンジンオイルのように粘性の高い分散媒に注入する場合、沈殿の心配はほとんどないと思います。
丸山モリブデン ベースパワーの高い効果は、他では見られないこの優れた分散性にあるのでしょう。少し調べると分散剤と言われる添加物は大別して2種、それぞれにたくさんの種類があり、数種の混用でバランスをとることもあるそうです。40年以上開発の手を止めていないと噂される丸山モリブデンのノウハウが詰まっているに違いありません。
燃料用を注入した直後に、エンジンの調子が変わるのは、添加剤が持つ分散性が、エンジン吸入空気に乗る燃料霧の微粒化や均一性に影響し、理想の燃焼に近づけているのかもしれません。
次に、フィルターへの影響について、
フューエルフィルターの目の粗さは車種にもよりますが、細かいものだと数マイクロメートル。多くは10マイクロメートル程度と思います。丸山モリブデン ベースパワーのニ硫化モリブデンが、本当に平均粒径100ナノメートルなら、フィルター詰まりの心配はないと思います。
しかし、どんな粉末も必ず「粒度分布」があります。燃料用ベースパワーを静置するとわずかに沈殿する成分がありますから、使用時には『あまり振らずに』上澄みを使用するのが無難でしょう。
仕入れ先の説明では、「分散剤を多めに入れてあるので、燃料に添加したときに十分分散する。超微粒子のためフィルター装置の詰まりの問題はない。」とのことですが、当方では燃料フィルターを簡単に交換できるタイプのキャブレータ式のガソリン車や、旧式の噴射ポンプ+カートリッジ式燃料フィルタのディーゼル車にのみ処方する方針で、一般小売りは控えております。
次回は、『丸山モリブデン ベースパワー 【関西地区限定ブレンド】とは』です。
丸山モリブデンに関する『よくあるご質問(FAQs)』
丸山モリブデンのご注文は、下のご注文フォームにご記入いただき、「送信」ボタンをクリック。業販不可。
I様、先日の土曜日ありがとうございました。
今回のテーマの実験結果は先日店舗で実際に拝見させていただきホント驚きでした。
丸山モリブデンンについての色々な情報を店舗でお話しが出来て非常に楽しかったです。
さて、エンジンオイル用丸山モリブデンの注入後の感想ですが効果はすぐに現れてくれました。
オイルをモチュール8100Xcessに変えてからエンジンの振動や回転のスムーズさは向上していましたが、丸山モリブデン注入後明らかにアクセルのツキが良くなり、更に振動が減少・回転のスムーズさも向上し角が取れ軽快さが増してもう一歩エンジン性能が向上したかのように変化して期待以上の効果を感じました。
今後は今回の効果持続と共に更なる過走行によるエンジン劣化の予防も兼ねて継続的に丸山モリブデンを注入していきたいなと思っています。
次は燃料用モリブデンもぜひ試してみたいですね。
I様がおっしゃってた、まるでニトロを積んだかのようなアクセル感を早く体験してみたいです。(笑)
kenichiro 様
先日はご来店いただき、寒い作業場で長時間お付き合いいただきありがとうございました。
エンジンオイル用丸山モリブデンのご感想、早速ありがとうございます。
燃料用とは違って、はっきり体感するには100キロほど走行してから後のパターンが多い中、軽自動車のエンジンだからでしょうか、比較的即効性があったようで何よりです。
実験では分散性に着目しましたが、二硫化モリブデン粒子の吸着性も優れている添加剤なのではないかと考えています。こちらも何かわかりやすい実験ができないか試行錯誤しています。
燃料用のNOS的と申し上げました感想は少々大げさでしたが(笑)それほど劇的に変化するので驚いていた次第です。吸排気音が特徴的な自動車に入れると、音響的にもすばらしい効果がでるのではないかと期待しています。
今後ともよろしくお願いします。
非常に興味深く拝見させていただきました。
添加剤はあまり信用しない質ですが、ユーザーの実体験談や実験結果をとおして驚きを隠せません。
私は、昨年7月に新車に乗り換えましたが、前の車も13年乗りました。走行距離的には85000キロ程度ですが、乗り換えた新車もこのコメント時点で走行距離は3500キロです。こんな調子ですから、何が何でも最低10年以上は乗り続けるというのが自分のポリシーです。
そこで、丸山モリブデンを新車に投入するというのは如何でしょうか?ご助言を頂ければと思います。
ちなみに、乗り換えた車はAlfaRomeo Giulia Superで、先日点検に出すとエンジニアから「メーカー推奨はあるにしても、エンジンはマルチエアーですから吸気バルブの開閉はエンジンオイルの油圧です。なので、コストがかかったとしても個人的にはオイルチェンジはこまめにされた方がいいと思います。」と話されていました。エンジンオイルの劣化が致命傷になると言うことでしょうね。
Dongho 様
コメントありがとうございます。
私も、後でユーザーが追加投入できるタイプの添加剤には否定的でした。
丸山モリブデンの製品は、二硫化モリブデンを効果的に作用させる工夫の他、燃料用のように副次的に燃焼を変化させる作用もあるようで、今後もいろいろと検証し、面白い結果が出るのを楽しみにしております。
さて、ご質問の新車に近い自動車への丸山モリブデンの注入について。
多走行車や低年式車にお乗りで、劣化を緩慢にさせるため、または転ばぬ先の杖的に注入する方が圧倒的多数です。
新しいお車では、メーカー保証期間内のトラブルについて、丸山モリブデンの因果関係が不明の場合でも、二硫化モリブデン(固体潤滑剤)の混入が認められれば、異物混入と扱われて保証対象から外れる可能性があります。
無難なのは新車保証期間が過ぎてからでしょうが、ご判断はお任せしたいと思います。
燃料添加剤を購入しました。
・車 日産ピノ(アルトha24s ) 5MT
・走行距離 117,000キロ
・エンジンオイル交換はmotulで4千キロ毎に交換しています。
整備も定期的にしていただいています。それだけで十分でした。
車に不調な部分は皆無でした。
興味本意でブログで紹介された燃料添加剤を試してみました。
添加剤注入後、変化は素人の私でもすぐわかりました。
上手くお伝えできませんが。
車の動きがなめらかになりました。
車の音が静かになりました。
運転していて驚きがあります。
車の変化に気づいた結果。
タイヤをオールシーズンタイヤに変えていました。乗り心地も燃費もサマータイヤを装着してた時より悪くなっていました。
燃費もリッター2キロくらい良くなりました。発進時もスムーズになりました。乗り心地も多少は改善されてるかと。
MT車ですが、シフトダウンしなくても走行できる場面も多々あります。
燃費添加剤で期待される燃費向上・パワーアップは体感できると思います。
masaさん
燃料用添加剤の詳しいご感想ありがとうございます。
燃料用添加剤をお使いの方々から伺う範囲では、比較的排気量が小さいか、出力が小さいエンジンに効果が高い印象があります。
記事中にも書きましたが、即効性は確かなようですが、主成分の二硫化モリブデンが効いているというより、二硫化モリブデンを分散安定するための添加物が、燃料噴霧を均一にして燃焼を理想的にしているように感じます。
メーカー推奨濃度よりずっと少ない添加で効果が体感できるのも興味深いです。
二硫化モリブデンの粒子は後々バルブシートなどに付着して使い続けるとよい効果が期待できそうです。
ひとつ心配があるとすれば、フィルターへの堆積です。少ないとは思いますが、数マイクロメートルの粒子も含まれているはずです。パッケージの底にたまったものはお使いにならないのが無難です。
今後、燃料用以外もぜひお試しください。