玉石混交の市販添加剤。 エンジンオイルに関しては、各種添加剤が適切にブレンドされていますので、良質のエンジンオイルであればあるほど、追加のエンジンオイル添加剤は不要でしょう。それは、完成した一流の料理に、テーブル調味料を加えて味のバランスを崩すようなものだと考えます。 一方、ガソリン添加剤はどうでしょう。良質のガソリンを選ぶことは一筋縄ではいかないものです。一般的にはブランドと価格くらいしか比較できません。燃焼室に堆積するカーボンスラッジは強固で簡単には除去できないものですが、25年前にブレイクしたNAPRO … [Read more...] about 効果の高いガソリン添加剤を求めて(MOTUL モチュール フューエルシステムクリーン)
メンテナンス一般
イタフラ車など輸入車のタイミングベルト交換
この特殊形状の品物は、アルファロメオやフィアットのタイミングベルト交換時に必須の治具です。カムシャフトとクランクシャフトの相対位置を正確に調整するために用います。 国産車のほとんどのエンジンは、このような微調整を必要としないので、同じようなレイアウトのタイミングベルト交換でも、輸入車と比較にならない短時間で作業が終了します。 楽器のようだと表現されるアルファロメオのエンジンは、構成する部品の較差を最終調整で吸収して、チューニングしようとする意図かもしれませんし、たとえば、オーバーヒートなどで歪んだシリンダヘッドを面研し、カムとクランクの相対位置が大きく変化した場合にも設計時のバルブタイミングに近づけられる配慮もあるでしょう。コスト高の大きな要因である「調整」を意図的に残しているように感じます。 イタリアやフランスの各社エンジン … [Read more...] about イタフラ車など輸入車のタイミングベルト交換
すれ違い用前照灯計測ログ(京都運輸支局内 車検コース ヘッドライト検査)
平成27年9月1日以降の車検時ヘッドライト検査に向けてデータ収集を行っています。 自社テスターの調整値は、左右方向0cm、下方6cmに統一しています。合格範囲は左右にそれぞれ27cm、下方2cm~15cmの範囲です(いずれも車両前方10mの照射位置での計測値)。 軽自動車検査協会の車検コースは基本的にテスターの自動追尾計測で記録がありますが、普通車の車検コースでは、検査官の判断による手動計測のため多くの場合計測値不明でここのところ記録が乏しいです。 平成16年式 スズキ MRワゴン UA-MF21S 走行距離 36,000km 左灯:左方11.1cm(○) 下方8.7cm(○) 114hcd 右灯:左方4.7cm(○) 下方7.2cm(○) 146hcd 平成19年式 ダイハツ ハイゼットカーゴ … [Read more...] about すれ違い用前照灯計測ログ(京都運輸支局内 車検コース ヘッドライト検査)
すれ違い用前照灯計測ログ (DBA-GE6, DBA-DE3FS 車検時ヘッドライト検査)
京都運輸支局車検コースは3月の混雑のピークを過ぎたようです。それでも並びはじめから車検終了まで70分。 ホンダ フィット 平成20年式 DBA-GE6 L13A CVT 走行距離 70,000km 左灯:計測値不明 右灯:左方13.4cm(○) 下方3.6cm(○) ↓自社テスターのスクリーン画像。左灯は斜めのカットオフラインが二重で、水平ラインがやや斜め左上になっていました。 午後からは、 マツダ デミオ 平成22年式 DBA-DE3FS ZJ 4AT 走行距離 35,000km 左灯:右方2.4cm(○) 下方2.8cm(○) 右灯:左方6.3cm(○) … [Read more...] about すれ違い用前照灯計測ログ (DBA-GE6, DBA-DE3FS 車検時ヘッドライト検査)
軽量車の快適性(マツダ デミオ DBA-DE3FS、ホンダ フィット DBA-GE6 車検整備にて)
今日は2台の1.3Lコンパクトハッチが車検整備で入庫しました。 1台は、マツダ デミオ 平成22年式 DBA-DE3FS ZJ 4AT 走行距離 35,000km もう一台は、ホンダ フィット 平成20年式 DBA-GE6 L13A CVT 走行距離 … [Read more...] about 軽量車の快適性(マツダ デミオ DBA-DE3FS、ホンダ フィット DBA-GE6 車検整備にて)
あなたは乗り心地に満足ですか?(トヨタ ヴィッツ UA-SCP10 ショックアブソーバー交換)
自動車の乗り心地に影響する要素は大きく3つです。 ①タイヤ ②サスペンション ③シート(座席) ①タイヤのチョイスは、標準サイズで優良メーカー品であれば、まず問題ないでしょう。もちろん剛性感や走行時の音など、それぞれのブランドや銘柄で個性があります。タイヤは消耗や劣化が目視で確認しやすいので、適正な時期に交換するものとして一般に認知されていると思います。 では、②サスペンションはどうでしょう。概ね長期耐久部品で構成されていますが、ショックアブソーバやアッパーマウントなど、比較的短命な部品があることを、あなたはご存知でしょうか?劣化が緩やかでわかりにくく、なんとなく昔はこんな乗り心地ではなかったような気がする、最近なんだか車酔いするようになった、車が古くなってきたのか全体的に車体が緩んできたような感じがある、などの印 … [Read more...] about あなたは乗り心地に満足ですか?(トヨタ ヴィッツ UA-SCP10 ショックアブソーバー交換)
台湾ユアサ バッテリー交換(YTX7A-BS スズキ アドレス V125)
不透明な筐体の内部が見えず、品質がわかりにくい輸入バッテリーが多い中、安価で高性能のバッテリーが台湾ユアサのバッテリー。 今回は原付バイク CF4MA スズキ アドレス V125 に装着しました。新車から装着されているバッテリーも同じくMADE IN 台湾のユアサ製です。 TYTX7A-BSバッテリー(台湾ユアサ) アドレスV125【CF4EA/CF46A】 … [Read more...] about 台湾ユアサ バッテリー交換(YTX7A-BS スズキ アドレス V125)
今日という時間の使い方(日常の車検整備や修理)
繁忙期の車検場は大変な混雑。 平成6年式のフォード フェスティバは、走行用前照灯(ハイビーム)でしか受検できません。不合格の確率は僕の統計では0.005%以下ですから、今日はとても気持ちが軽いです。ハイビームは最高光度点(一次元)を測る単純な計測。ロービームのカットオフライン(二次元)を測定するのは文字通り次元の違う難しさがあると感じます。 店に戻ってフルポリッシュ。 原付バイクのスズキ アドレス V125 は、山岳部にお住まいのため、昨今の急な冷え込みで路面凍結が頻繁。スパイクタイヤを新調しました。併せてエンジンオイル交換。MOTUL 2100 10W-40 注入。 そして、下回り防錆塗装で入庫した ダイハツ ハイゼットジャンボ S211P … [Read more...] about 今日という時間の使い方(日常の車検整備や修理)
前照灯試験に潜むパンドーラの箱(京都車検場ヘッドライト検査)
本日も京都運輸支局車検コースは繁忙期の輻輳。並びはじめから車検終了まで1時間以上を費やします。 今年9月から始まるヘッドライト検査、すれ違い用前照灯試験のために、僕は毎回、すれ違い用前照灯(ロービーム)で調整して車検に臨んでいます。それは、不合格率が高くなると予想しているすれ違い用前照灯検査に習熟することが目的です。 今日、車検場に持ち込んだ平成18年式 ホンダ ステップワゴン DBA-RG3 のロービームは、Z型配光と呼ばれるカットオフラインがほぼ水平の照射パターンです。経験上、この配光は不合格が多いパターンです。 結果は、概ね予想通りで、 左灯:右方28.3cm(×) 下方10.5cm(○) 右灯:左方4.6cm(○) … [Read more...] about 前照灯試験に潜むパンドーラの箱(京都車検場ヘッドライト検査)
行政との意見交換会(車検時ヘッドライト検査のロービーム移行について)
2015年1月、前照灯試験(ヘッドライト検査)方法の変更に関する広報がされました。 前照灯試験機の選択について 前述の通り多くの懸念があり、京都府自動車整備振興会(以下、京整振)に相談を持ちかけたところ、表題の会合に参加し、意見できる場をお取り計らいくださいました。 行政との意見交換会は、地区協議会会長会議の直後のため、京都全地区の地区会長が多数参加されます。会議の進行は、事前に寄せられた質疑に行政側が回答するというスタイルです。後に広報されるでしょうから詳しくは控えますが、僕の質疑に対し、行政側は極めて柔軟で現実に則した対応を用意されていることが確認できました。 僕の懸念を咀嚼し、事前に行政側に働きかけ下さった京整振のご担当者に、この場をお借りして心より感謝申し上げます。不安だらけだった変更後の前照灯試験(ヘッドライト検査)に … [Read more...] about 行政との意見交換会(車検時ヘッドライト検査のロービーム移行について)
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