カテゴリ: ランチア

新車装着タイヤにこだわる(ランチア イプシロン ZLA843 コンチネンタル ContiPremiumContact5)

純正ショックアブソーバが入手できて、乗り心地が大幅に改善したランチア イプシロン。
《参考記事》クルマのキャラクターとショックアブソーバ(ランチア イプシロン 乗り心地改善)

今回は摩耗したピレリから、新車装着されていたといわれるコンチネンタルに換装します。

平成16年式 ZLA843 左H 5MT 走行距離 145,000km


ピレリは185/60R15、対して純正サイズは195/55R15。社外のショックアブソーバ装着で微小凹凸通過時の不快な振動が発生し、その緩和を期待してサイズを変更されていました。

その後、紆余曲折を経て純正ショックアブソーバに辿りつき、最も自動車のキャラクターに合った乗り心地が得られました。当たりが柔らかい一方で、カーブなどではローリングが適度に抑えられる理想の足回りです。

さて、欧州有名メーカー製タイヤのアフターマーケット品には、ハイウェイシミーが消えないものがあり、輸送経路におけるダメージか、検品基準が違うのか定かではありません。しかし例えば、メルセデスに新車装着されているコンチネンタルでハイウェイ走行時に振動が出たなどということは聞いたことがありませんから、僕の知らない違いがあるのでしょう。

今回お客様がご提供下さったコンチネンタル ContiPremiumContact5も、遠い国から送られてきた品物で心配でしたが、バランサに掛けるとすごく綺麗に回転し、バランスウエイトもほとんど必要ありませんでした。

装着後の試運転では、従前とは明らかに異なる乗り心地。「とても良くなった」というのが第一印象でした。

60扁平では得られなかった直進性や操舵性は、しなやかな純正アブソーバと組み合わせると決して敏感すぎません。アルファロメオなど純正で種類の豊富なイタリアの自動車は、純正以外に選択肢がないほど組み合わせを慎重に選ぶ必要がありそうです。

数年に渡り、楽しい試みにお付き合いいただき本当にありがとうございます。

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