ギアオイル用(マニュアルトランスミッション、デファレンシャルギア用)の丸山モリブデン ベースパワーGX200 に関するご相談が寄せられました。
ギアオイル用 ベースパワーGX200は、二硫化モリブデン濃度がエンジンオイル用に比べて非常に高いのが特徴の関西限定商品です。
GX200は、エンジンオイルに問題なく使用できますので、最初にエンジンオイルにお使いの場合は、体感効果がより早く表れるGX200をお薦めしています。もちろんランニングコストが許容範囲ならGX200を使い続けるのがよりいいでしょう。
さて、今回のご質問は、レース・ラリーなど競技車両や、スポーツ走行を楽しむクルマに装着されている差動制限装置(LSD, Limited Slip Differencial)とGX200の相性についてです。
よろず相談連投すみません。
GX200使用前にわいた疑問
自車は5MTでダイハツ純正のスーパーLSDなるものを組んでもらってます。
トルクセンシング型のヘリカルデフでメンテナンスはオイル交換のみ
MTオイルはレッドラインの75W90″NS”を使用しています(機械式LSDのフリクションプレートのスリップを抑える)。
ココにGX200を添加すると金属表面保護はよいとしてフリクション低減で相反することにならないのでしょうか。
ご質問に回答申し上げます。
フリクションプレートの備わる機械式LSD+LSD専用オイル+GX200の組み合わせの実績はメーカー側にあるようです。
チャタリング音低減と、LSDの効き具合(効き始めるまでの時間と思います)に改善が見られたとのこと。丸山モリブデン注入前まで、シム調整でイニシャルトルク調整を繰り返し何度も行っていたのが、全く不要になるなど、レース車両でとても重宝されたそうです。
僕も貴殿と同じく、二硫化モリブデンで潤滑性が向上し、摩擦力が小さくなるようなイメージでしたが、加圧のパラメータが加わると、どうも様子が違うようです。
ブレーキパッドやライニングなどの摩擦材にも、減摩調整のために二硫化モリブデンが混入されているという文献を目にします。
昔のように早く減るパッドがよく効くとは限らないようです。近年の純正パッド(特にトヨタ)は制動力も耐久性も素晴らしいからです。
機械式LSDのフリクションプレートは、ブレーキパッドのような混合摩擦材ではなく、金属の板です。
ヘリカル式やトルセン式も金属同士の摩擦力を差動制限に利用している機構ですので、イメージとは違う良い結果が出るかもしれません。
GX200 注入後のご感想を楽しみにお待ちしております。
丸山モリブデンに関する『よくあるご質問(FAQs)』
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