はじめて拝見するダイハツ ハイゼットカーゴはリースアップ。 平成20年式 EBD-S321V KF-VE 3AT 走行距離 60,000km 今回で3回目の車検になります。リース車の特徴といえる不十分なメンテナンスで、今後満足に走行できるかは運次第でしょう。 6万キロ無交換だった点火プラグは著しい磨耗。イグニッションコイルへの負担が心配です。 その他消耗品、油脂類を交換して軽自動車検査協会の車検コースへ。 カーゴのみフルチェンジした10代目ハイゼットのマイナーチェンジ版 S321V は新開発のKF-VEエンジン搭載で、タイミングベルトに替わって金属チェーンでカムドライブ。 数年前、三菱ミニキャブバン U61V … [Read more...] about 近年の軽バンストーリー(ダイハツ ハイゼットカーゴ EBD-S321V 車検整備)
素敵な FIRE エンジン物語 (フィアット パンダ E-141AKA タイミングベルト交換)
「以前はこんな音は鳴っていなかったと思うんですが、耳障りというかエンジンの音が随分大きくなったような気がします。走行してエンジンの回転が上がるともっとうるさくなるんですがこんなものでしょうか?」 平成11年式 E-141AKA フィアット パンダセレクタ … [Read more...] about 素敵な FIRE エンジン物語 (フィアット パンダ E-141AKA タイミングベルト交換)
愛情感じるエンジンルーム(BMW E46 318iツーリング エンジンオイル交換)
いつ拝見してもチリひとつないエンジンルーム。時期が来るときちっとエンジンオイル交換のご予約を頂戴します。特に僕からお知らせすることはありません。 平成16年式 BMW E46 318iツーリング 走行距離 77,000km クーラント微減の症状も、1万キロ走行で400ml程度とのお知らせを受け、随所にお客様の愛情が感じられるBMWです。 輸入車の車齢が10年というと、極めて高湿度の日本では老朽化がみるみる進行する時期です。こまめにエンジンフードを開けることを習慣にされていますので、大きなトラブルを未然に防止できることが少なくありません。 さて、E46はこのようにオイル交換の時期を示す表示が現れ、200km超過していることを運転者に知らせます。今回はモチュール(MOTUL) H-Tech Prime … [Read more...] about 愛情感じるエンジンルーム(BMW E46 318iツーリング エンジンオイル交換)
タイヤからの大切なインフォメーション(アルファロメオ 156 GF-932A2 ハブベアリング交換)
「40km/hくらいでハンドルに凄いバイブレーションが出るんです…」とタイヤ前後ローテーション直後にお客様が戻ってこられました。 アルファ156 平成13年式 GF-932A2 2.0TS Selespeed 走行距離 … [Read more...] about タイヤからの大切なインフォメーション(アルファロメオ 156 GF-932A2 ハブベアリング交換)
世界で一番過酷な日本の気候(VWゴルフ4 GH-1JAZ3 車検整備で)
ひどい雨の日などで、エンジンがブルブルと振動して不安定になり、いつ止まってしまうか不安なので診断して欲しいとのご依頼です。 平成15年式 GH-1JAZJ 走行距離 … [Read more...] about 世界で一番過酷な日本の気候(VWゴルフ4 GH-1JAZ3 車検整備で)
あなたが知らない安全快適な一般道走行の必須条件とは? ~ 同乗体験を経て ~
不適切な足回り改変がされている中古車を譲り受け、できるだけ費用をかけずに我慢できるレベルにまで調整できないかとのご相談を以前からお受けしておりました。そのお車の足回りは一般に「車高調」といわれるもので、本来、自動車競技車両に装備される特別なものです。 綺麗な舗装路のサーキットで行うレースでも、未舗装路を駆けるラリーでも車高調は使用され、部品価格で70万円とか100万円とかそれ以上といわれる大変高価な部品で、その調整にたくさんの時間を費やします。 一見したところ、そのお客様の車高調はサーキットスペックで、調整範囲内では一般道を快適に走れるセットは難しいとご説明申し上げましたが、 適切な足回りとその乗り心地とはどういうものなのか… そして、山坂道を安全に運転するということはどういうことなのか… それらを伝えるには、実体験しかな … [Read more...] about あなたが知らない安全快適な一般道走行の必須条件とは? ~ 同乗体験を経て ~
何がカスタマーファーストなのか? Part2 ~姿を消しつつあるマニュアルミッション~
世界で一番オートマチックトランスミッション(以下、オートマ)の普及率が高いのは、日本だそうです。一方、欧州では全く正反対でマニュアルトランスミッション(以下、マニュアル)が主流です。 現在、無段変速機(CVT)や、それに付随するきめ細かい電子制御などの技術向上で、燃費、耐久性とも、マニュアル以上の性能になったオートマですが、普及が急速に進みはじめた1980年代後半は、運転操作が簡便になる以外にほとんど利点はなかったように思います(価格、燃費、車両重量、信頼性など)。多くの消費者は当時、オートマの欠点をかなりの程度認識していたはずです。 そして気がつけば、もう新車で探すのが困難になるほど特殊扱いのマニュアル。場合によってはそれを求めたり、所有する人まで特殊扱いでしょう。 さて、自動車は「自動」といっても、基本的には運転者がオペレ … [Read more...] about 何がカスタマーファーストなのか? Part2 ~姿を消しつつあるマニュアルミッション~
何がカスタマーファーストか?
過日、国土交通省通達による整備主任者の技術研修でアイドリングストップ(&スタート)システムの新技術について受講しました。 激化する燃費競争。 ガソリンエンジン車の燃料消費を少しでも抑制しようと、無用なアイドリングを停止する機構が各社様々な方式で開発、製品化されています。そもそも、アイドリングという低回転でエンジンを回す理由は、ガソリンエンジンの起動トルクが非常に弱いからです。 アイドリングを止めるのは簡単。 難しいのは再始動です。エンジンが停止した状態の信号待ちや右折待ちから自動車が発進する際、アイドリング状態だからこそ成立していたエンジンの俊敏な応答性が、エンジン再始動に求められるからです。従来の緩慢なエンジン始動では到底間に合いません。 さらに、アイドリングを止めるとエンジンが回転して機能していたものが止まったり、不足 … [Read more...] about 何がカスタマーファーストか?
上手な運転とは? ~カーブはアクセルで曲がれ!~
「ハンドルで曲がるな!アクセルで曲がれ!」 25年前、自動車運転を指導してくださる先輩の思いがけない言葉に戸惑いました。 もちろん自動車は、ハンドルを切らないと向きが変わりません。しかし、そのハンドル操作は曲がるきっかけに過ぎず、カーブを曲がり終わるまではアクセル操作でタイヤのグリップ力をコントロールします。 《関連記事》 上手な運転とは? ~タイヤに備わる高い能力を引き出す~ 上手な運転とは? ~運転技術向上のために~ 一般に 『荷重移動』 と呼ばれていて、上手なドライバーになればなるほどカーブを曲がっているときにアクセルを踏んでいる時間が長く「アクセルで曲がる」と表現される所以です。 上手なドライバーは、タイヤが持つ高い能力を十分に引き出します。カーブの手前、制動で発生したエネルギーをタ … [Read more...] about 上手な運転とは? ~カーブはアクセルで曲がれ!~
上手な運転とは? ~タイヤに備わる高い能力を引き出す~
自動車運転技術の巧拙がよくわかるのは曲がりくねった山坂道。 自動車に装着されるタイヤは、直進している状態とは違ういろいろな力を路面から受けます。 自動車が路面と接する唯一の大切な部位ですから、経年劣化したものや、磨耗限度を越えたものなど、不適切なタイヤ装着は第一に避けるべきです。そして、第二に避けるべきは、グリップ力の高いタイヤへの安易な換装。 グリップ力の高いタイヤへの換装欲求が現れるのは、現装着タイヤへの不満からだと思います。グリップ力が不足しているとドライバーが間違った解釈をするからでしょう。 「アンダーステア」 と 「オーバーステア」 という自動車の旋回特性を表す言葉があります。 これらは自動車個々に備わる特性ですが、ドライバーのいう「アンダーステア」や「オーバーステア」はそれぞれ … [Read more...] about 上手な運転とは? ~タイヤに備わる高い能力を引き出す~