“Dear customer,
We are sorry, it is not possible to ship this items to japan.
with kind regards.”
前回記事『アルファ156 V6 2.5L 本国仕様 ~真の足回りを求めて(その2)~』の続きです。
「送料がとても高額になるけど構わないでしょうか?」というドイツのリサイクルパーツ業者からの便りに、「大丈夫ですので発送の手続きをお願いします。」と返事して程なく、冒頭の詫び文が届いたのです。
やっと見つけた本国仕様のコイルスプリングです。何とか入手できないかと調査を続けました。
『転送サービス』
そういえば、以前に聞いたことがありました。海外で販売されている品物を国際発送代行するサービスです。ドイツの業者は、理由は不明ですがドイツ国内の発送はできなくて、ドイツ以外の欧州諸国に発送しますとのこと。
英語が通じる場所が安心ですので、イギリスに所在のある転送サービス業者に連絡を取り、ドイツにある品物の詳細を伝えたところ快諾いただいたので、早速手配。
少し遠回りになりましたが、9月22日(木)、ドイツからイギリス経由で日本へと品物が発送されました。最初にお客様からお問い合わせいただいたのが7月21日(木)でしたから、ここまでで約2か月経過しています。
そして10月4日(火)、待望のリサイクルパーツが届きました。バーコード管理された部品で、確かにWebで掲載されていたそのものでホッと胸を撫で下ろしました。
ところが、またしても問題が…
ショックアブソーバやアーム類が組まれた状態から分解して所望のコイルスプリングを取り外し、プリロードが解かれて自由長まで伸びた2本のスプリングは長さが異なっていたのです。
識別ペイントは「グレー」「イエロー」の2色が両コイルスプリングともはっきりと認識でき、間違いなく156 V6 2.5L 本国仕様なのに、です。
次回『アルファ156 V6 2.5L 本国仕様 ~真の足回りを求めて(最終回)~』に続く
↓僕も読んでいるメンテナンスブックです。アルファオーナー様におすすめの書籍です。
「編集後記」
サスペンションといえば、通勤で使用している自転車のリアショックからオイル漏れが酷くなってきました。
アブソーバと空気バネが一体になった部品です。アブソーバ部分は分解不可のようですが、エアスリーブと称します空気バネ部に補修パーツが出ているようですのでオーバーホールしました。
そして、ショック標準のDUと称します無給油式の軸受ブッシュは、ガタが出るほど摩耗が進みましたので、サイズの合うニードルローラーベアリングを代替圧入し、耐久性と円滑性を向上させました。動きが滑らかになった分、エア圧を少し高めに調整するのが良さそうです。
パーツ入手にご協力いただきましたご近所の自転車店の店主様に、この場をお借りして御礼申し上げます。
のりす says
なぜか巻き数が違っているように見えますね。まさかV6だと重量バランスの関連で?とか想像してしまいます。続きを楽しみにしています。
たけしくん says
のりすさん
コメントいただきありがとうございます。
お察しの通り、巻き数が異なっていました。続きは昨晩投稿しましたので、どうぞご覧ください。
仰せの通りV6エンジン搭載車は幾分右側に重心が偏っているように感じます。しかし純正スプリングに左右の別はなく、どちらも同じ自由長のはずなのです。