翌朝に継続検査(車検)を控え、保安基準を満たしているか最終確認するシトロエンC4。
平成18年式 シトロエンC4 RFJ AL4 走行距離 96,000km
ウインドウォッシャーのモーター音は勇ましいのですが、一滴もノズルから液体が出ないのです。保安基準で「洗浄液噴射装置」と呼ばれるウインドウォッシャーは、継続検査(車検)の大切な項目で、液体が前面ガラスに噴射されないと合格しません。ノズル先端に異物でも詰まったのかとエアを通しますが、詰まりの様子はなく、ウォッシャーモーターの単体点検をすることにしました。
右前輪の前方、フロントフェンダー内に配置されるウォッシャータンク脇にモーターは装着されています。フロントタイヤ、フェンダーライナー、アンダーパネルを取り外すとようやく離脱できるウォッシャータンク。
ウォッシャーモーターは1つでフロントガラス用とリアガラス用の兼用。モーターの回転方向をフロント、リアそれぞれで逆回転させ、内部に設けられたバルブで選択した方のノズルのみから洗浄液が出る仕組みです。
単体点検の結果、モーターではなく、バルブの不調でどちらからも洗浄液が送り出されない状態でした。非分解のため分解修理は断念。臨時運行許可の期限が迫るので、新品部品の到着までに、できれば継続検査(車検)は合格したいところです。
そこで、すぐに用意できるスズキ エブリィ DA52V のウォッシャーモーターの移設を計画しました。↓エブリィのウォッシャータンクはボンネット内の届きやすい場所にありました。
大きさが随分違いますが、コネクタその他、現物加工して…
無事、洗浄液噴射。
さわやかな秋晴れの翌日、継続検査(車検)は無事合格することができました。
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