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基本に則ったワゴンRの車検整備 (スズキ UA-MC22S)

2015年9月8日 By ITS

DSC_2833.jpg

半年前、社外品の補機ベルトが原因で耳障りな異音を発していたワゴンRです。純正ベルトを装着した後は、経過は好調で、継続検査(車検)の時期を迎えました。

平成14年式 UA-MC22S K6A 4AT 走行距離 51,000km

今回は法定24ヶ月点検を実施しますので、必要な部位は分解し、各部の状態を入念に確認しましょう。平成14年式ですから、僕が拝見するまでに何回か分解整備しているはずです。人の手が入ったところ、逆に手入れを怠っているところを中心に見ていく必要があります。



まずは、ドライブシャフトブーツの亀裂。左インナージョイントは完全に断裂して内部のグリースが飛散していました。

DSC_2837.jpg

アウターも深いヒビが確認できましたので、ご説明申し上げ同時作業でブーツを交換します。

DSC_2838.jpg

エンジンの点火プラグは、片電極貴金属のプラグです。交換時期については諸説ありますが、接地極のすり鉢状の磨耗を見る限り、新車から一度も交換されていない様子でしたので、今回は新調します。

DSC_2839.jpg

サイドブレーキワイヤーをロワーアームに固定するバンドが千切れています。これも継続検査(車検)に不合格になる部位です。

DSC_2848.jpg

廃材利用で、BMWのファンベルトを加工してみました。

DSC_2851.jpg

さて、ここまで整備を終えて試運転を兼ね車検場に回送。

DSC_2852.jpg

回送中、ある速度を越えるとリアからひどいうなり音が聞こえます。これは車軸から発するものでしょう。店に戻ってリアのハブベアリングを確認します。水分や粉塵の混入を防ぐためのスピンドルキャップは、マイナスドライバーを打ち込んだようなひどい変形でした。

DSC_2844.jpg

スピンドルナットのゆるみ止めは不適切に「かしめ」られて一部に亀裂があります。

DSC_2845.jpg

およそ規定トルクより過大なトルクで締められたナットは簡単に緩みませんでした。ドラム内部に圧入されているベアリングにはゴロゴロと引っ掛かりがありましたのでベンチプレスで抜き取ります。

DSC_2858.jpg

内部に封入されていたグリースは外部からの水分の浸入で錆と混合されて赤茶色に変色していました。

DSC_2861.jpg

新品のベアリングを逆の手順で圧入し、規定トルクでスピンドルナットを締結。最後に専用のタガネで一箇所を綺麗に「かしめ」ます。

DSC_2865.jpg

DSC_2846.jpg

この作業に付随して、リアブレーキも点検します。リアブレーキ前回の他所での整備記録簿にはブレーキオーバーホールの記載がありました。ところが、右リアのブレーキ液排出用プラグは六角の角が完全に潰れていて、これは固着した締結を解こうと工具を滑らせ、そのまま放置していたように見えます。

DSC_2847.jpg

固着がひどいため、ホイールシリンダを取り外し、アンビルバイスにプラグを固定してホイールシリンダを優しく捻ってプラグの離脱に成功しました。

DSC_2855.jpg

新品のプラグを装着します。

DSC_2856.jpg

ブレーキのフィーリングも改善したようで、油圧系統に空気が噛みこんだままだった可能性もありますね。

各部適切な状態にできて、調子を取り戻したワゴンRは、MOTULのガソリン添加剤を併せてお試しいただくことになりました。キックダウンしても尚、上るのが辛かった長い登坂路を、アクセルをいっぱいまで踏み込むことなく上りきることができるようになりましたと、嬉しいご感想を車検直後に頂戴しました。

今回はたくさんの作業のご依頼、誠にありがとうございました。これからも定期的な点検整備をお受けになられ、末永くお付き合いください。

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Comments

  1. フレンズ says

    2015年9月9日 at 8:33 AM

    こんにちは。
    当然といえば当然なんですが、きちんと整備された車両は
    メーカーの思惑、設計通りの性能を発揮してくれますよね。
    スパークプラグも然り、高回転型のK6Aには費用対効果が高いです。
    廃材利用のバンドが素敵です。何事も創意工夫ですね・・

  2. はがくれE says

    2015年9月9日 at 1:24 PM

    スズキあるあるですね。
    パーキングブレーキワイヤーのクランプ技はパクらせてもらってます(笑)

  3. たけし says

    2015年9月9日 at 9:40 PM

    フレンズさん>
    ありがとうございます。
    基本どおりの整備がされていない自動車を見ると残念な重いがしますが、反面、適切な状態になり、それを体感された持ち主様に喜んでいただけることが、何より嬉しく思います。
    廃棄ファンベルト再利用の手法は先人に教わりました。現在のようにモノが豊富でなかった時代の先輩方からもっと多くを教わりたいと常々思っています。
    はがくれEさん>
    ありがとうごさいます。
    スズキの同型、同種の機構と同様の不具合は本当によく目にしますね。
    廃棄ファンベルト利用の方法を実践いただきありがとうございます。私がオリジナルではありませんが、とても嬉しいです。

  4. きよし says

    2015年9月12日 at 11:26 PM

    どもです。
    安い車検で整備した車種が中古車市場でまともに整備した場合と同金額程度で取引されている、という、まさに納得いかないですね。
    また、前車検まで格安民間車検で受けており、今回認証(持ち込み)で車検整備を実施する場合・・・部品及び修理代がかかりすぎる車種もけっこうありますね。
    ホイールシリンダーのブリーダープラグですが、メーカーによって固い・緩いがあるような気がします。
    スズキや日産は固い事が多いような気がします。
    スズキのこの時代のブリーダープラグは六角部の厚みが短いので、エアー抜きに薄いメガネを使っています。
    サイドブレーキワイヤー(ケーブル)途中のバンド、プロボックスの似たような部分もバンド側のゴム部分がすり減って金属面が露出し、ケーブルと干渉して異音が出やすいですね。

  5. たけし says

    2015年9月13日 at 8:54 AM

    きよしさん
    いつもありがとうございます。
    自動車整備実施の指標は難しく、例えば点検整備記録簿などは、過去に手を入れた場所がわかりますから、僕は再点検の参考にしていますが、適切に処置されていない場合が目立つのは残念に思います。
    ブレーキエア抜きですが、新車から初めて締結を解く場合、そして新車から継続して拝見している自動車については概ね簡単に緩みますが、他所でメンテナンスされた場合、スズキ、日産が固い傾向にありますね。オーバートルクが結果として固着になりやすいのかなと思ってます。
    私の使用レンチは専らこれです。
    http://handtool.livedoor.biz/archives/51308190

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