猛暑の影響か、エンジンが温まると酷い音がする。ということで入庫したのはダイハツ ハイゼットトラックベースの冷蔵冷凍車です。
平成21年式 EBD-S201P KF-VE 3AT 走行距離 133,000km
エアコン稼動状態に関わらず、エンジン回転中に発する異音はエアコンコンプレッサーかベルトアイドルプーリーかどちらかから聞こえます。
ベルトを取り外して確認すると、エアコンコンプレッサーのクラッチ機構に備わるベアリングに引っ掛かりがあり円滑に回らず、焼き付き寸前の状態でした。コンプレッサー中心のボルトを緩めてクラッチの摩擦部分を確認しますと、酷く焼けただれた状態でクラッチ機構全体が熱で変色していました。
リビルトコンプレッサーを手配します。
さて、プジョー206CCのタイミングベルト交換の最大の難所は、タイミングベルトロワーカバーの脱着でした。
右の大きなウォーターポンプの離脱もトリッキーでしたが、カバーほどではありません。新品の純正ポンプはアルミニウム製に変更されています。
新車装着のウォーターポンプはハウジングもインペラも樹脂でした。樹脂製よりわずかにサイズが異なるため、装着は比較的容易でした。
タイミングベルトのテンショナーベアリングも変更があり、ポーランド製のNSK。
回転部分は全て新品に交換します。
そして、難解なタイミングベルト張力調整。このテンショナーの構造である限り、しばらくすると馴染んでインジケータの状態は容易に変わると思うのですが、初期設定はどうしてこんなにシビアなのか理解に苦しみます。
プジョーはようやく折り返し点に差し掛かりました。
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