今回で3回目の交換。手動変速機(マニュアルトランスミッション)に注入されているギアオイルは、一般的には4~10万キロ毎など交換頻度の低いオイルです。
しかし、スズキのDA52, 62 バン(ワゴン)・トラック系のマニュアルトランスミッションのように、シンクロ機構に不調の生じやすいものには、高頻度の良質ギアオイル交換が効果的なようです。
平成14年式 TA-DA62W K6A 5MT 走行距離 94,000km
最初にご相談があった3年前(走行距離70,000km)は、停車時にローギアに入り辛く、一旦セカンドやサードギアにシフトしてからローギアに入れるなどしなければなりませんでした。面倒な操作を強いられ、運転中のストレスも相当なものだったと察します。
2回目の交換以降は、長距離運転や高気温時運転を除いて気にならないレベルにまで回復したとのこと。スバル純正の高価なギアオイルには一体どんな成分が入っているのでしょうか?
抜き取ったギアオイルには、真鍮のシンクロナイザリングが磨耗したと思われる細かい金属粉が含まれていました。
来週はユーザー車検に挑戦されるとのことで、ヘッドライトクリーニングも同時に承りました。
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