12ヶ月前、点検結果良好だったフロントロワーアームのボールジョイントのガタ。この数万キロで急速に状態が悪化したようです。
平成18年式 EBD-DA64V K6A 3AT 走行距離 205,000km
よく観察するとダストブーツのパーティングラインに沿って亀裂が進行しており、内部の潤滑グリースが飛散すると共に外部から水分や砂塵の浸入していた様子です。
ボールジョイントは手で簡単に外れました。走行中に脱落せずに本当によかったと思います。
このように年間数万キロ走行する車両は、道路運送車両法で義務付けられている12ヶ月毎の点検では不十分と感じる事があります。事業用自動車のように3ヶ月毎、もしくは貨物自動車のように6ヶ月毎の入念な点検が必要と感じます。
新品のロワーアーム(ボールジョイント一体型)を交換し、アライメント調整。
そしてボディ全体をポリッシングして、入庫時とは見違えるような仕上がりになりました。
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