先日、エンジン回転計取付作業を承りました日産 ピノ(スズキ アルトOEM)です。
エンジン回転信号を取り出すために、最終的には室内のパワーステアリング装置から分岐したのですが、当初、エンジンルーム内に配置されているエンジン制御コンピュータ付近からの分岐を考えていてボンネットを開け、エンジンルームを眺めていました。
平成21年式 DBA-HC24S K6A 5MT 走行距離 43,000km
ふと、ファンベルトのプーリー接触面に違和感を感じ、よく目視点検しますと、4リブある接触山の内側から2番目全周に著しい痛みがあるのが確認できました(写真では下から2番目の山)。
今週末の連休に、片道400kmほどの高速道路走行をされる予定を伺い、早急に交換するようにお勧めします。いつも遠方よりお越しいただくお客様ですが安全のためです。お仕事を終えられてからご来店いただくことにいたしました。
装着されていたのは社外品。1リブだけの痛みですから何か異物でも噛みこんだのでしょうか?
スズキ純正ファンベルト装着完了し、ベルトの初期馴染みのため、アイドリングで数十分エンジンを稼動させます。
先週末のエンジン回転計取付、お客様のお話では簡単な作業なので、ご自宅近くのカーショップに依頼しようかと思案されていたとのこと。しかし、遠距離ドライブの前にファンベルトの痛みの発見があって、少し遠くてもやっぱり依頼してよかったと、大変うれしいご感想を頂戴しました。
今回の発見は全くの偶然でしたが、高速道路走行中のトラブルなどにならずホッと胸を撫で下ろし、深夜の千本通りを南下する軽快なK6Aサウンドのピノをお見送りいたしました。
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