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非純正パーツ選びは慎重に(ランチア イプシロン クラッチ交換 ZLA843)

2013年11月13日 By ITS

ypsilon_08.jpg

ランチア イプシロン(LANCIA ypsilon) クラッチオーバーホールご用命いただきました。パーツは全て事前にご相談の上、お客様がご用意くださいました。

平成16年式 ZLA843 左ハンドル 5MT 走行距離11万キロ



ランチアといえば、ストラトス、037ラリー、S4、デルタインテグラーレなどWRCホモロゲーションモデルのイメージが強烈ですが、こちらを拝見すると高級車ブランドなんだなと再認識します。ゆったりとした座り心地のソファーのようなシートに、アイボリーレザーを要所にあしらった素敵なインテリアです。

ypsilon_09.jpg

クラッチ機構本体へのアプローチにはトランスミッションの離脱が必要です。トランスミッションを取り外すとエンジンは右側1点のマウントで支えられるのみ。傾斜を防ぐためにエンジンハンガーをセットして平行を保ちます。

ypsilon_07.jpg

ypsilon_06.jpg

順に作業を進めていきます。イタリア車の特徴でアルミニウムの雌ネジがとても痛みやすい。要するにボルトが癒着しているのです。無理をしてでもボルトを取らないと作業は進みませんから、場合によっては切断も。

今回は M6 P1.0 のボルトがミッションケース内に折れ込みましたのでリコイルで修正。その他、錆などでネジが痛みかけているところが多数です。融雪剤の影響もあると思いますが、イタリア車は多少の差異はあってもネジを緩めるときにとても神経を使います。

ypsilon_01.jpg

ypsilon_02.jpg

痛みかけた雌ネジに無理やりボルトを通しているイタリア車を今まで何度も見てきました。次の作業のことを考えるとひと手間を惜しんではいけません。このネジ修正に費やした時間とトランスミッション脱着の作業時間はほぼ同等です。

取り外したクラッチディスクは磨耗限界を超え、クラッチカバーのダイヤフラムスプリング先端には輪状に著しい磨耗の痕跡が…

P1010041.jpg

スラストベアリングの変形で固い部分が接触していたようです。このまま磨耗が進行していけばクラッチの断続不良になっていたでしょう。

P1010043.jpg

油圧シリンダーの交換も実施し、トランスミッション搭載、油圧ラインのエア抜き、バッテリーハウジングやインテークダクト類の装着、フロントサスペンションの組み立て、いつものスバル純正ギアオイル エクストラS 75W-90 GL-5 注入を経てリフトから降りたイプシロン。新品のクラッチフィールは軽快そのものです。入念な試運転をしてお客さまにお渡ししました。

ypsilon_04.jpg

ところが翌日… クラッチ操作不能になったとの連絡が入り、急いで現場に駆けつけて現状確認しますと、クラッチホースとスレーブシリンダの接続部分の不良で油圧が完全に抜けていました…

ypsilon_05.jpg

針金状のクリップ一つで止まっているホースに頼りなさを感じ、念のためホースを新品に交換、数百回のペダリング、数十キロの試運転をし、漏れがないことを確認していたのですが、僅かな装着具合の変化で油圧抜けが起きた様子です。幸いお客様の駐車場近くのトラブルで大きな事故にならずホッと胸を撫で下ろしました。

純正はValeo樹脂製シリンダ、お客様が手配してくださったのはTRW鋳鉄製シリンダでした。

ypsilon_03.jpg

この構造は組み立て易さ抜群です。イタリアの雇用事情で熟練を要しない構造にしているのかもしれませんねと、ちょうど修理中にご来店された他のお客様がお話されてました。

今回の油圧系統の交換は予防整備でした。処分せずに残しておいた純正のシリンダは機能が損なわれているわけではありませんので、マスターシリンダー、スレーブシリンダーとも元に戻します。今後の経過を観察し、必要な場面で交換することにします。

過去にアルファロメオの社外スレーブシリンダが装着できないほどサイズが違うものがあり、今回も重要な部分の社外品でかなり神経質になっていました。そして社外品は、製造メーカーをそろえる配慮は必要だと感じました。お客様には大変ご迷惑、ご不便をおかけしました。ご理解いただき心より感謝申し上げます。

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