車検整備(継続検査)でお預かりのフィアットパンダは、正規輸入ではないモデルです。
平成26年式 -13909- 169A4000 5MT 走行距離 50,000km
2年前の車検では、近年厳しくなったヘッドライト検査に対応するため、左側通行帯用ヘッドライトに交換しました。
新型 フィアット パンダ ~専門店の並行車 車検に備える~(FIAT Panda FIRE 1.2 8V )
新型 フィアット パンダ ~専門店の並行車 車検に備える~(その2、FIAT Panda FIRE 1.2 8V )
本来なら、輸入当時のヘッドライトは保安基準に適合しているはずですが、お客様に渡った時点では右側通行帯用のヘッドライトでロービームは対向車を眩しく照らす仕様になっていました。新規検査の状況は不明ですが、近年の継続検査時にはロービームの配光は厳密に点検されますので、対策は必須です。
さて、以前より時々エンジン警告灯が点灯し、若干のエンジン不調を感じるとのことを伺っていました。
僕が今回お預かりしたときに点灯することはありませんでしたが、Multiecuscanのフォルトは2年前と同じ排気管上流のラムダセンサー(A/Fセンサー)が関係するものでした。
前回車検時は、標準のスパークプラグに戻す処置をいたしましたが、変化が無かったようです。
本当に稀に警告表示するものですから、前回車検からの2年間も原因を特定せずにお使いになられていましたが、今回のお預かり時に見込みでセンサー本体を交換してみましょうということになり、部品の手配をします。
ところが、本国オーダーで納期・価格も不明とのこと。
部品番号は特定できましたので、海外の仕入れ先に直接問い合わせますと、5営業日で入荷するとのこと。
早速注文し、手元に届いたのは、Made in Japan のNTK製でした。
皮肉にも、日本で作られた部品が国内では入手できず、遠く欧州に渡って再度日本に戻るという経路を辿りました。
長めのリード線のコネクタはバッテリー下に配置されています。リフトアップして車両下からのアプローチがいいでしょう。
交換後の好調をお祈り申し上げます。
↓フィアット 3rd パンダとの相性がよく、好評いただいてる100%化学合成油です。
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