『去年の夏はそうでもなかったのですが、今年は水温をモニターしていると最高103℃を記録したことがありました。そして寒い季節になっても急な上り坂を走行すると100℃を超えることがあります。全体的に温度が高めなのも気になりますが、高架道路の登りで95℃くらいで、下り始めると一気に86℃とか、こんな短距離で10℃近くも変化することに不安を覚えます。』 と、愛車のクーラント温度を常にモニターし、エンジンの調子を気にかけていらっしゃるのはジムニーシエラにお乗りのお客様です。 昔と違って水温計のない車がほとんどになり、こちらジムニーシエラは辛うじて液晶セグメントの水温計が備わりますが、中央付近がリニアでなく、故意に安定方向に導く回路が組まれていますので、運転者にはその細かな変動がわかりません。 ↓こちらのような、OBDコネクターから水温センサーの … [Read more...] about 熟練ドライバーが一番気にするポイントとは? ~ジムニーシエラ(ABA-J43W)サーモスタット交換を経て~
国産車
30万キロ以上カウントしないトヨタのオドメーター(ヴィッツ UA-SCP10 積算距離計)
「30万キロ到達の瞬間を楽しみに待っているのに、299,999から全く動かないんです。」 ヴィッツにお乗りのオーナ様から冒頭の写真を添えてご連絡をいただき、まさかと驚きつつWebサーチしますと、どうやら一部のトヨタ車の「仕様」のようです。 30万キロ以上の走行はメーカーの想定外だったのでしょうか? 平成15年式 UA-SCP10 1SZ-FE 5MT 走行距離 299,999km 直接拝見すると、確かにオドメーターは299,999で停止。尚、トリップメーターA, … [Read more...] about 30万キロ以上カウントしないトヨタのオドメーター(ヴィッツ UA-SCP10 積算距離計)
未解決のブレーキ時異音へのアプローチ(ダイハツ ミラ DBA-L275S)
「もうこれでブレーキ異音は解消しています!」 お客様の最初の訴えから5年も経過し、未解決だったブレーキ異音がようやくすっきり解決しました。 平成21年式 ダイハツ ミラ DBA-L275S KF-DE 3AT 走行距離 113,000km 解決へのレバレッジ(ダイハツ ミラ DBA-L275S … [Read more...] about 未解決のブレーキ時異音へのアプローチ(ダイハツ ミラ DBA-L275S)
本物のコイルスプリングは何がちがうのか?(サスペンションプラス製 UC-02 ローダウンサス)
現在コイルスプリングのワンオフ特注製作をお願いしているサスペンションプラスさん。 計測のために社長自ら遠方からお越しいただき、目下製作中(こちらは後日ご報告いたします)。 初めて社長にお目にかかった時、仕様変更(主にローダウンやリフトアップするものが多く市販されています)のスプリングは『設計』が一番大切で、使用過程で車高が下がるようなものは、そもそも設計が間違っている。材質起因ではないとのこと。 エンジニアならではのストレートなご見解に感服いたしました。 経年変化抑制のため材質工夫を謳う商品が多い中、設計の大切さを説く社長のお話で、同社のコイルスプリングに俄然興味がわきました。 さて、僕は今まで市販車の車高(ライドハイト)変更をお勧めすることはありませんでした。しかし、走行性能の「お堅い話」は抜きにして、車高を … [Read more...] about 本物のコイルスプリングは何がちがうのか?(サスペンションプラス製 UC-02 ローダウンサス)
走行中に突然エンスト!再始動不能になったサンバー(KV3 スバル サンバー)
高温・高湿度の時期はクルマのトラブルが多発します。 走行中に突然エンジンが停止し、再始動ができなくなったと連絡が入り、レッカー搬送されてきたのはスバル サンバーです。 平成9年式 V-KV3 EN07(NA) 5MT 走行距離 … [Read more...] about 走行中に突然エンスト!再始動不能になったサンバー(KV3 スバル サンバー)
クルマの設計思想とサスペンション整備(ZVW40W トヨタ プリウスα ショックアブソーバ交換)
4、5年前からショックアブソーバ交換のご相談を受けていたプリウスα(7人乗り)です。 定期点検で継続して拝見していますが、走行距離が7万キロを超えた頃から、低速で凹凸路を走行中にロールが目立ちはじめました。背中がシートバックに落ち着かず、左右に大きく揺さぶられるのです。 平成26年式 DAA-ZVW40W 走行距離 77,000km 軽自動車や、1トン前後の国産コンパクトカーは、乗り心地より製造コストを優先しているような車両が多いので、ショックアブソーバ交換の際は純正をお薦めせず、少し減衰力の高いKYB … [Read more...] about クルマの設計思想とサスペンション整備(ZVW40W トヨタ プリウスα ショックアブソーバ交換)
ライトウエイト+マニュアルミッションの魅力(DBA-HC24S 日産ピノ クラッチ交換)
法定12か月点検でお預かりした日産ピノ(スズキ アルト OEM)のオーナー様とは約7年のお付き合いになります。 身丈にあったクルマで、キビキビと軽快に運転を楽しみたいと、今では数が少なくなったマニュアルミッションを選択されました。 平成21年式 DBA-HC24S K6A(NA) 5MT 走行距離129,000km 7年前、乗り心地改善のためにショックアブソーバ(KYB … [Read more...] about ライトウエイト+マニュアルミッションの魅力(DBA-HC24S 日産ピノ クラッチ交換)
スバル軽自動車の乗り心地が特別なワケ(スバルR2 CBA-RC1 KYB NewSR取付)
かつて、車齢10年もしくは走行10万キロ、どちらか早い方を乗り換えの目安とされていた時代がありました。 そして、「最近のクルマは、とても長持ちするようになった」という印象をお持ちであれば、それも間違いではありません。 国産自動車は、部品一つ一つの品質が日進月歩で向上し、メンテナンスらしいメンテナンスをしなくても車齢10年、走行10万キロは軽く到達しますし、油脂類や定期交換部品のメンテナンスをきっちり実施するクルマは、車齢20年、走行20万キロが普通になってきているからです。 さて、継続検査でお預かりしたスバルR2です。 平成16年式 CBA-RC1 EN07 CVT 走行距離 … [Read more...] about スバル軽自動車の乗り心地が特別なワケ(スバルR2 CBA-RC1 KYB NewSR取付)
愛車と共に50万キロを目指して(UA-SCP10 トヨタ ヴィッツ)
2020年に入って半年足らず。 未知の病原体が世界中に蔓延し、生活や周りの景色が一変しました。 そんな混乱の中、人間の活動が盛んだったつい先日と比較して、空気の美味しさを実感する毎日があります。 特に晴れの夕暮れ時、西の空の鮮やかなグラデーションは、京都では見られなかった光景です(2020年4月25日、於:千本上立売)。 大気汚染がこれほど短期間・迅速に解消されるのに驚きましたし、35年患っている花粉症の症状が全く出ない春も感じられて、悪いことばかりではありません。 世界で起こっている現実を咀嚼し、いつか共存の時期が訪れるまで、逆らわずに過ごせればと思います。 さて、『永久にこのクルマに乗りたい』と、30万キロ目前に迫ったトヨタ … [Read more...] about 愛車と共に50万キロを目指して(UA-SCP10 トヨタ ヴィッツ)
ABSポンプモーター不調のホンダ ライフ(DBA-JB5 ABS警告灯点灯)
ABS警告灯が点灯したまま消えないというホンダ ライフ。 平成18年式 DBA-JB5 P07A 4AT 走行距離 … [Read more...] about ABSポンプモーター不調のホンダ ライフ(DBA-JB5 ABS警告灯点灯)