一般的にエンジンマウント(エンジンマウンティングインシュレータ)が劣化すると、アイドリング時に不快な振動が出たり、ゼロ発進時に「ゴトッ」と大きな音がして、そのまま放置してられなくなるものです。 そんな不快感を感じないまま、一度もエンジンマウントを交換しなかったトヨタの初代ヴィッツは、走行距離が32万キロに迫りました。 平成15年式 UA-SCP10 1SZ-FE 5MT 走行距離 … [Read more...] about エンジンマウントを30万キロ以上使い続けるとどうなるのか?(トヨタ ヴィッツ UA-SCP10)
国産車
原付スクーターの不調とエンジンオーバーホール(ホンダ ライブディオ ZX仕様 AF34フレーム+AF35エンジン)
パワフルな2ストロークの原付がメーカーの自主規制で生産されなくなって、街で見かける姿も段々と少なくなった12年ほど前のことです。 不完全で不調なライブディオ(最後の2ストロークエンジン搭載モデル)複数台を譲り受ける機会があり、それらの生きている部品を1台にまとめる作業を、四輪整備作業の合間に少しずつ進めていたことがありました。 使える部品は型式AF34のスタンダードグレードのフレームと、馬力アップグレードのZX(型式AF35)のエンジンでした。これらを連結したところ、全く問題なく動いたので、全塗装&シート張替えして販売しました。 そのライブディオZX仕様が、最近エンジンが掛かりにくくなったとのことでお預かりしました。 平成7年式 AF34+AF35エンジン … [Read more...] about 原付スクーターの不調とエンジンオーバーホール(ホンダ ライブディオ ZX仕様 AF34フレーム+AF35エンジン)
ジムニーのキングピンベアリング交換を終えて思うこと(ABA-JB43W ジムニーシエラ 定期メンテンナンス)
ご存じジムニーは、小さい車体ながら、前後リジッドアクスル&ラダーフレーム構造の本格クロスカントリー4WDです。 ベースの構造が本格的ですから、さらなる悪路走破性を求めて様々な改造パーツが市販され、オーナー自らメンテナンスされていることも珍しくないようです。 今回はキングピンベアリング交換の依頼がありました。 高速走行時にハンドルがブルブルと振動する「シミー」や「ジャダー」と呼ばれる不具合回避のメンテナンスです。 前軸リジッドアクスル車特有の構造で、操舵回転軸に「キングピン」と言われる片側一対の対向するテーパーローラーベアリングが備わります。 操舵と駆動、駆動の断続をハブナックル近辺に集中配置していますので、独立サスペンションの前軸にはない構造です。 平成27年式 ABA-JB43W M13A … [Read more...] about ジムニーのキングピンベアリング交換を終えて思うこと(ABA-JB43W ジムニーシエラ 定期メンテンナンス)
新車の頃の乗り心地を再び ~おススメの足回りリフレッシュ法~(DAA-ZVW30 トヨタ プリウス サスペンション交換)
全く問題なく10万キロ近く走ってこられた30プリウス後期にお乗りのお客さまから、足回りリフレッシュのご相談がありました。 電子デバイスを複雑に組み合わせたハイブリッドカーが、10万キロをノントラブルで走破することは、トヨタにおいては全く珍しいことではありません。 しかも、補機は電動化が進んでファンベルトは廃止。回生ブレーキと協調させた制動装置でブレーキパッドは殆ど減りません。もちろん燃料の消費は少ないです。消耗品といえば、エンジンオイル、補助バッテリー、タイヤ、そして今回ご依頼の足回りです。これらのリフレッシュを適時行えば、次の10万キロも快適にトラブルなく走行できると思います。 さて、 『新車外し』 というキーワードで、ほぼ新品のサスペンション部品がネットオークションやフリマサイトに出品されているのをご存じでしょうか。 … [Read more...] about 新車の頃の乗り心地を再び ~おススメの足回りリフレッシュ法~(DAA-ZVW30 トヨタ プリウス サスペンション交換)
30万キロと10万キロの耐久の差は何か?操作の上手下手ではないクラッチ部品に見る設計思想(スズキ ジムニーシエラ ABA-JB43W クラッチ交換にて)
「最近クラッチペダルを踏み込むと「シャー」という異音が大きくなってきた。クラッチが滑っているわけではないけど10万キロ走行の節目でオーバーホールをお願いしたい。」 とのことで、クラッチ交換を承りましたジムニーシエラ最終型です。 平成27年式 ABA-JB43W M13A 5MT 走行距離 … [Read more...] about 30万キロと10万キロの耐久の差は何か?操作の上手下手ではないクラッチ部品に見る設計思想(スズキ ジムニーシエラ ABA-JB43W クラッチ交換にて)
軽自動車の高速走行時微振動の解消(ダイハツ ミラ TA-L250S, EF-SE)
約4年前、80km/h付近で足元に異常振動が出るということでお預かりした ダイハツ ミラ。 高速走行時の異常振動は、ホイールアンバランスやタイヤの異常摩耗がほとんどですが、高速ても80km/hと比較的低い速度域での振動は他を調べる必要がありました。 ホイールアンバランスと違って、ハンドルにほとんど振動を感じなかったのです。 色々調べた結果、左フロントドライブシャフトのインナージョイントに大きなガタ(ラジアル方向)を発見し、さらに調べると純正部品番号の大きな変更がありました。 当時の最新品番で中古部品を検索すると、ムーヴコンテのそれがヒットし、取り寄せたドライブシャフトは一回り大きいサイズでした。 《参考記事》ダイハツ ミラ … [Read more...] about 軽自動車の高速走行時微振動の解消(ダイハツ ミラ TA-L250S, EF-SE)
ホンモノそっくり!? 非純正部品に翻弄された故障診断(冷間時加速不良 CBA-L250S ダイハツ ミラ)
先日、アイドリング不安定の修理でお預かりしたダイハツ ミラの不調再発です。 参考記事:アイドリングが不安定 その原因と対処(ダイハツ ミラ CBA-L250S … [Read more...] about ホンモノそっくり!? 非純正部品に翻弄された故障診断(冷間時加速不良 CBA-L250S ダイハツ ミラ)
アイドリングが不安定 その原因と対処(ダイハツ ミラ CBA-L250S EF-VE)
停車アイドリング時に、アイドリングが不安定になることがあるとのことで入庫したのは ダイハツ ミラ アヴィ 平成18年式 CBA-L250S EF-VE 4AT 走行距離 … [Read more...] about アイドリングが不安定 その原因と対処(ダイハツ ミラ CBA-L250S EF-VE)
梅雨時期の失火。結露を繰り返すディストリビューターの対策(スバル ドミンゴ E-FA8)
はじめてコンタクトがあったのはちょうど4年前。 「クルマも私も歳をとってしまっているのですが…」とおっしゃる年配のご主人。 お世話になられていた整備工場が廃業され、最寄りの正規販社に出向かれたものの、よい感じの対応をしてもらえなかったと、とてもお困りの様子でした。 当方にお声が掛かったのは、たまたまお住まいの近くだった。ということです。 新規のお客様でしたが、いままで特定の整備工場でお世話になられていたということで、安心してご相談を受けました。 平成10年式 E-FA8 EF12 CVT … [Read more...] about 梅雨時期の失火。結露を繰り返すディストリビューターの対策(スバル ドミンゴ E-FA8)
ドライブシャフトの異音とスプラインの固着(UA-SCP10 トヨタ ヴィッツ)
交差点やカーブを曲がるとき、「パキパキパキパキ…」と車速に連動して異音が発生するとのこと。 音を確認すると、左フロントのドライブシャフト付近のようです。 平成15年式 UA-SCP10 1SZ-FE 5MT 走行距離308,000km 整備記録を見ると、約8年前の187,000km時、ドライブシャフトのアウタージョイントブーツを交換しています。ブーツに若干の亀裂が生じていたのを分割タイプのブーツで補修しました。 PARAUT (パロート) 分割式ドライブシャフトブーツ ヴィッツ SCP10 用 B-B15 NEO BOOT トヨタ TOYOTA … [Read more...] about ドライブシャフトの異音とスプラインの固着(UA-SCP10 トヨタ ヴィッツ)
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