24ヶ月点検と継続検査代行(車検整備)でお預かりしているスズキ エブリィは、少し走行するとブレーキから鳴きが発生するとのことです。 平成16年式 GH-DA62W K6A 4AT 走行距離 65,000km ディスクローターに付いたブレーキパッド摺動痕を観察すると、深い同心の傷が無数についています。装着されていたパッドは有名国産サプライヤの社外品でした。もちろんスズキ純正を取り寄せます。 紫に塗装されたスズキ純正(アイシン製)は、摺動面に「焼き」が入っているような痕が見られます。 データ収集のためロービームでヘッドライト調整。 6月の閑散期でも軽自動車の車検コースは混雑が止みません。 車検場往復の20kmの道程で、鳴きが発生しないことを確認しました。 左灯:左方0.7cm(○) … [Read more...] about ブレーキパッドは純正を(スズキ エブリィ GH-DA62W 車検整備)
国産車
パワーステアリングとエアコンが同時に不調に(日産バネット SK82VN)
手順どおり作業していても、最終的には手加減の調整が必要なアルファロメオのツインスパークは、いろいろ判ることがありましたが、作業時間短縮のための課題もありました。 アルファ147は、付帯作業がいくつか残っていますが、緊急入庫したパワーステアリングとエアコンが同時に動かなくなった日産バネットの診断・修理のため、作業は一時中断します。 平成14年式 GE-SK82VN R2 4AT 走行距離 … [Read more...] about パワーステアリングとエアコンが同時に不調に(日産バネット SK82VN)
電子デバイスを内製するトヨタの圧倒的な技術力(ハイブリッド車の中核)
プリウスなど、トヨタのハイブリッドシステムのモーター制御部の中核的なデバイスといえるIGBT(insulated gate bipolar transistor)は、実はトヨタの内製です。 車載用デバイスはとても厳しい条件が要求されます。そんな厳しい要求に応えられる半導体デバイスのサプライヤが居ないからと、チップレベルから内製する技術を確立し、進化し続けるトヨタ。それは、戦慄を覚える底無しの技術力です。 その内製したパワーデバイスだけではありませんが、ガウス分布の裾を切り落としてでも、不良率をゼロにしたいという強烈な思想は、品質安定性で他社が及ぶはずもありません。 自動車産業向けの品質マネジメントシステムの技術仕様であるISO/TS16949の「TS」はTechnical … [Read more...] about 電子デバイスを内製するトヨタの圧倒的な技術力(ハイブリッド車の中核)
ステアリングに感じるファミリアの系譜(マツダ デミオ DBA-DE3FS 車検整備)
24ヶ月点検と継続検査代行(車検整備)でお預かりしたマツダ デミオ。 平成22年式 DBA-DE3FS ZJ 4AT 走行距離 … [Read more...] about ステアリングに感じるファミリアの系譜(マツダ デミオ DBA-DE3FS 車検整備)
冷えない冷凍庫(スズキ キャリィ LE-DA63T 冷凍車 車検整備で)
24ヶ月点検と継続検査代行(車検整備)でお預かりしたスズキ キャリィ冷凍車。 平成17年式 LE-DA63T K6A 3AT 走行距離 … [Read more...] about 冷えない冷凍庫(スズキ キャリィ LE-DA63T 冷凍車 車検整備で)
ドレンボルトの締め過ぎに注意(ホンダ アクティ GBD-HH5 エンジンオイル交換他)
ホンダ アクティ HH5。 表題の注意書きがサービスマニュアルに明記されているエンジンオイルドレーンボルト。アルミニウム製オイルパンが主流の近年のエンジンは、オイル交換の際、ドレーンボルトのオーバートルクに注意が必要です。 スレッド長の短いボルトは特に注意が必要で、既に痛んだ状態で入庫し、お預かりして修正した事例もありました。まず規定トルクを調べることが大切です。 そして、アクティの標準タイヤは8プライレーティング。後輪の指定空気圧は随分高いのです。 他社と比較して特殊に感じる構造や分解組み立て指定のホンダは、サービスマニュアル熟読が必須でしょう。 《関連記事》 ホンダ アクティ プラグホールオイル漏れ修理(UE-HH6 車検整備で) ホンダ アクティ 走行中異音(UA-HH6, … [Read more...] about ドレンボルトの締め過ぎに注意(ホンダ アクティ GBD-HH5 エンジンオイル交換他)
スバル純正 エクストラS ~至高のミッションオイル~ (スズキ エブリィ TA-DA62W K6A 5MT)
今回で3回目の交換。手動変速機(マニュアルトランスミッション)に注入されているギアオイルは、一般的には4~10万キロ毎など交換頻度の低いオイルです。 しかし、スズキのDA52, 62 バン(ワゴン)・トラック系のマニュアルトランスミッションのように、シンクロ機構に不調の生じやすいものには、高頻度の良質ギアオイル交換が効果的なようです。 平成14年式 TA-DA62W K6A 5MT 走行距離 … [Read more...] about スバル純正 エクストラS ~至高のミッションオイル~ (スズキ エブリィ TA-DA62W K6A 5MT)
ローコストメンテナンスの車齢20年(トヨタ カローラ E-AE100 車検整備・ラジエーター交換)
車検整備でお預かりしているトヨタ カローラ。車齢20年にしてラジエータの樹脂製アッパータンクからラジエータ液が滲み出しました。 平成7年式 E-AE100 5A-FE 4AT 走行距離 … [Read more...] about ローコストメンテナンスの車齢20年(トヨタ カローラ E-AE100 車検整備・ラジエーター交換)
ダブルネームは譲らない高品質の証(トヨタ純正ブレーキパッドの交換)
ディスク式制動装置のブレーキパッド。 近年のトヨタ車に装着されている純正品のブレーキパッドは、耐摩耗性が著しく向上しました。走行条件によっては10万キロ以上耐久するものが珍しくありません。新車の製造費用を少しでも抑える要求がある傍らで、過剰品質のようにも感じます。 消耗品類の耐久性向上は制動装置だけではありません。ファンベルトやスパークプラグといった数十年前なら2年毎に交換されていたような部品が消耗しなくなり、自動車自体の製品寿命に近似するようになってきました。 同じサプライヤのブレーキパッドでも、技術者や品質管理に携わる方々の譲らない思いがTOYOTAの文字に刻まれているのでしょう。 … [Read more...] about ダブルネームは譲らない高品質の証(トヨタ純正ブレーキパッドの交換)
あなたのクルマは適切な状態ですか?(ダイハツ タント CBA-L350S 車検整備)
初めて拝見するダイハツ タントは、最近他店で中古車としてご購入され、程なくして継続検査の時期になりました。 平成18年式 CBA-S350S EF-VE 4AT 走行距離 … [Read more...] about あなたのクルマは適切な状態ですか?(ダイハツ タント CBA-L350S 車検整備)
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