メンテナンスのために電気コネクタを一時的に離脱する場合があります。 こちらは、走行16万キロ ダイハツ … [Read more...] about あっ、コネクタが壊れた。そんな時の対処法(住友電装コネクタハウジングの例)
オーバーヒートに注意(トヨタ 1NZ-FE ウォーターポンプ交換)
繁忙期の3月は、検査場の混雑が尋常でありません。 並び始めてから受検まで2時間ということもありました。 連日受検されている同業者様、本当にお疲れ様です。 例年3月20日を過ぎたあたりから混雑が随分緩和してきます。今日の受検は10分~20分待ちでした。 さて、 定期点検で真っ先に確認するクーラントサブタンクの残量に目立つ変化を捉え、クーラントの匂いを辿ると、ウォーターポンプからのクーラントにじみを発見しました。 トヨタのNZ-FEエンジンは、ヴィッツ、ラウム、ファンカーゴ、イスト、プロボックス、カローラ、プレミオなど、非常に多くの車種に展開されたエンジンです。 こちらのAISIN製ウォーターポンプは、10万キロ毎の交換がいいのかもしれません。その前後でにじみが見られる例 … [Read more...] about オーバーヒートに注意(トヨタ 1NZ-FE ウォーターポンプ交換)
重整備と体調管理 ~自動車整備士として日常気をつけていること~
自動車整備の現場は、とても体力が必要です。たぶん僕と同年齢の一般の方では1日と持たないくらいです。 冒頭の写真のクラッチディスクはRX-8のもの。 トランスミッションとエンジンの接合内部に備わる円盤を取り換えるには、マフラーやプロペラシャフト、そして、マツダのFRスポーツ車には、ミッションとデフを連結する重い鋼材、PPF(パワープラントフレーム)があり、それを一人の人力で支えて離脱します。 それから、重量のある大きなトランスミッションをエンジンから切り離して、ようやくクラッチ本体が現れます。 このような1台の重整備のため「翌日、筋肉痛で思うように体が動かない」という状態は絶対に回避しないといけません。 特に3月の繁忙期には、次々整備車両の入庫がありますし、連日スタッドレスタイヤからサマータイヤへの換装作業もあります。 … [Read more...] about 重整備と体調管理 ~自動車整備士として日常気をつけていること~
軽自動車のタイミングベルト交換の難易度は?(ダイハツ ミラ TA-L250S, EF-SE)
「車齢16年、走行距離9万キロになったので、そろそろタイミングベルトの交換をお願いします。」 と、車検整備と併せてご依頼がありましたのは、ダイハツ ミラ MT車です。 平成17年式 TA-L250S EF-SE 5MT 走行距離 … [Read more...] about 軽自動車のタイミングベルト交換の難易度は?(ダイハツ ミラ TA-L250S, EF-SE)
サイドフロー式ラジエーター採用のフィアットパンダ(ZFA312 FIAT 3rd Panda ラジエーター交換)
エンジンオイル交換のとき、僕はオイルレベルゲージよりも先にクーラントのサブタンクを見ます。水冷エンジンにとってクーラント不足は致命傷を与えることがあり、レベルチェックはとても大切だからです。 タイミングベルト交換後初めてのオイル交換時、3代目フィアット パンダのクーラントレベルはMINを下回っていました。 平成26年式 -13909- ZFA312 169A4000 5MT 走行距離 … [Read more...] about サイドフロー式ラジエーター採用のフィアットパンダ(ZFA312 FIAT 3rd Panda ラジエーター交換)
ドライブシャフトブーツが破れた場合の対処について ~車のよろず相談室10~
車検時など、保安基準に適合しないと指摘を受けることがあるドライブシャフトブーツの破れ。 一般に等速ジョイント(以下、CVジョイント)部に水や砂塵が浸入するの防止するため蛇腹式のブーツでおおわれています。 近年は樹脂製のブーツが主流になり、以前と比較して耐久性が格段に向上しました。しかし、上の写真のように経年や走行過多による劣化で、破れてしまうことが少なくありません。周囲にはブーツ内に封入されていた二硫化モリブデン入りの濃緑色のグリースが飛散しています。 今回は、そのドライブシャフトブーツが破れたときの対処法についてご相談をいただきました。 たけし様 いつも興味深く拝見しております。 今回ドライブシャフトブーツの破れ修理について相談させてください。 当方でお世話になっている整備工場では分割式を勧め … [Read more...] about ドライブシャフトブーツが破れた場合の対処について ~車のよろず相談室10~
フランス車の構造と整備性について(プジョー206CC クラッチ修理、ショック交換、乗り心地改善)
クラッチ操作時に異音や違和感が出てきたということでお預かりしたプジョー206CCは、クラッチ摩耗が進んで固くなったクラッチペダルをギュッと踏み込むと、ペダルを踏む足裏にエンジン回転周期のキックバックを感じるほど状態が悪化していました。 平成14年式 GF-M206CC RFN 5MT 走行距離 98,000km フロントフェンダーに貼付された16 … [Read more...] about フランス車の構造と整備性について(プジョー206CC クラッチ修理、ショック交換、乗り心地改善)
熟練ドライバーが一番気にするポイントとは? ~ジムニーシエラ(ABA-J43W)サーモスタット交換を経て~
『去年の夏はそうでもなかったのですが、今年は水温をモニターしていると最高103℃を記録したことがありました。そして寒い季節になっても急な上り坂を走行すると100℃を超えることがあります。全体的に温度が高めなのも気になりますが、高架道路の登りで95℃くらいで、下り始めると一気に86℃とか、こんな短距離で10℃近くも変化することに不安を覚えます。』 と、愛車のクーラント温度を常にモニターし、エンジンの調子を気にかけていらっしゃるのはジムニーシエラにお乗りのお客様です。 昔と違って水温計のない車がほとんどになり、こちらジムニーシエラは辛うじて液晶セグメントの水温計が備わりますが、中央付近がリニアでなく、故意に安定方向に導く回路が組まれていますので、運転者にはその細かな変動がわかりません。 ↓こちらのような、OBDコネクターか … [Read more...] about 熟練ドライバーが一番気にするポイントとは? ~ジムニーシエラ(ABA-J43W)サーモスタット交換を経て~
混沌のダイアグノスティック ~シトロエンC3 エンジン不調 P1336, P1337, P1338, P1339, P1340~
仕入れた車両回送中にエンジン警告灯が点灯し、エンジンの調子が良くない。簡易スキャナーの結果はP1339で、Webで内容を調べるとクランク角センサーのようだと、同業者様からクランク角センサー交換の依頼がありました。1気筒機能していないようにも感じるとイグニッションコイルも1本ご用意くださいました。 平成23年式 シトロエンC3 ABA-A55F01 5FS 4AT 走行距離 … [Read more...] about 混沌のダイアグノスティック ~シトロエンC3 エンジン不調 P1336, P1337, P1338, P1339, P1340~
輸入車用ホースクランプの憂鬱 ~CAILLAU(カイルー)社製ホースバンド~
フィアット、アルファロメオ、BMWのラジエーターホースで見かける写真のようなホースASSY。 ラジエーター側は樹脂のクイックコネクターになっていて組み立ては非常に簡単。但し、ラジエーター交換等で一度このコネクタを離脱すると、内部のラバーリングが経年で柔軟性が劣り、新しく用意したラジエーターとの密閉性に問題が出ることがあります。ですから、このようにホースASSYを新調するのが安全だと考えています。 一方、この新品ホースのエンジン側は、クイックコネクターではなく、ホースクランプで締め込む構造です。 同時に取り寄せたホースクランプは、このような結束バンドを金属にしたようなものでした。一度締め込むと緩めることができない構造です。 このホースクランプは、ラジエーター側のクイックコネク … [Read more...] about 輸入車用ホースクランプの憂鬱 ~CAILLAU(カイルー)社製ホースバンド~
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