あなたは、新品タイヤの側面にある2色のペイントマークをご存知でしょうか? まず、赤いペイントマークがあります。RFVマークと呼ばれるもので、ラジアルフォースヴァリエーションの略で、もっとも剛性が高く、たわみの少ない位置です。そして、純正ホイールにペイントされている青や白のマークはホイール半径が最も小さいポイント(ローポイント)です。 RFVマークとローポイントを合わせることで、荷重がかかる場合に最も滑らかにタイヤホイールを回転させる狙いがあります。 一方、黄色いマークは「軽点」と言われる円周上で軽い位置を示しています。 エアバルブの重量相殺を目的に、アフターマーケットでエアバルブの位置と軽点を合わせて組む慣習があるのはご存知の方も多いことと思います。重量のアンバランスもタイヤ&ホイールのノンユニフォミティ(不均一)と捉え … [Read more...] about タイヤのユニフォミティ(均一性、ホイールバランス調整について)
スバル純正 エクストラS ~至高のミッションオイル~ (スズキ エブリィ TA-DA62W K6A 5MT)
今回で3回目の交換。手動変速機(マニュアルトランスミッション)に注入されているギアオイルは、一般的には4~10万キロ毎など交換頻度の低いオイルです。 しかし、スズキのDA52, 62 バン(ワゴン)・トラック系のマニュアルトランスミッションのように、シンクロ機構に不調の生じやすいものには、高頻度の良質ギアオイル交換が効果的なようです。 平成14年式 TA-DA62W K6A 5MT 走行距離 … [Read more...] about スバル純正 エクストラS ~至高のミッションオイル~ (スズキ エブリィ TA-DA62W K6A 5MT)
フロントガラス撥水加工で梅雨の視界確保を(レインX)
もう30年近く前になるでしょうか、フロントガラスの撥水剤といえば「スーパーレインX」でした。 手塗りの施工で強力な撥水皮膜を形成します。 施工説明には、数十年前と違う方法が書かれていて、確かに簡単ですが施工ムラができてしまいます。数十年前の記憶をたどって丁寧に施工(塗り延ばし工程をプラス)するとムラなく仕上がり、撥水効果も昔のものより優れているように感じます。 … [Read more...] about フロントガラス撥水加工で梅雨の視界確保を(レインX)
ローコストメンテナンスの車齢20年(トヨタ カローラ E-AE100 車検整備・ラジエーター交換)
車検整備でお預かりしているトヨタ カローラ。車齢20年にしてラジエータの樹脂製アッパータンクからラジエータ液が滲み出しました。 平成7年式 E-AE100 5A-FE 4AT 走行距離 … [Read more...] about ローコストメンテナンスの車齢20年(トヨタ カローラ E-AE100 車検整備・ラジエーター交換)
ダブルネームは譲らない高品質の証(トヨタ純正ブレーキパッドの交換)
ディスク式制動装置のブレーキパッド。 近年のトヨタ車に装着されている純正品のブレーキパッドは、耐摩耗性が著しく向上しました。走行条件によっては10万キロ以上耐久するものが珍しくありません。新車の製造費用を少しでも抑える要求がある傍らで、過剰品質のようにも感じます。 消耗品類の耐久性向上は制動装置だけではありません。ファンベルトやスパークプラグといった数十年前なら2年毎に交換されていたような部品が消耗しなくなり、自動車自体の製品寿命に近似するようになってきました。 同じサプライヤのブレーキパッドでも、技術者や品質管理に携わる方々の譲らない思いがTOYOTAの文字に刻まれているのでしょう。 … [Read more...] about ダブルネームは譲らない高品質の証(トヨタ純正ブレーキパッドの交換)
効果の高いガソリン添加剤を求めて(MOTUL モチュール フューエルシステムクリーン)
玉石混交の市販添加剤。 エンジンオイルに関しては、各種添加剤が適切にブレンドされていますので、良質のエンジンオイルであればあるほど、追加のエンジンオイル添加剤は不要でしょう。それは、完成した一流の料理に、テーブル調味料を加えて味のバランスを崩すようなものだと考えます。 一方、ガソリン添加剤はどうでしょう。良質のガソリンを選ぶことは一筋縄ではいかないものです。一般的にはブランドと価格くらいしか比較できません。燃焼室に堆積するカーボンスラッジは強固で簡単には除去できないものですが、25年前にブレイクしたNAPRO … [Read more...] about 効果の高いガソリン添加剤を求めて(MOTUL モチュール フューエルシステムクリーン)
イタフラ車など輸入車のタイミングベルト交換
この特殊形状の品物は、アルファロメオやフィアットのタイミングベルト交換時に必須の治具です。カムシャフトとクランクシャフトの相対位置を正確に調整するために用います。 国産車のほとんどのエンジンは、このような微調整を必要としないので、同じようなレイアウトのタイミングベルト交換でも、輸入車と比較にならない短時間で作業が終了します。 楽器のようだと表現されるアルファロメオのエンジンは、構成する部品の較差を最終調整で吸収して、チューニングしようとする意図かもしれませんし、たとえば、オーバーヒートなどで歪んだシリンダヘッドを面研し、カムとクランクの相対位置が大きく変化した場合にも設計時のバルブタイミングに近づけられる配慮もあるでしょう。コスト高の大きな要因である「調整」を意図的に残しているように感じます。 イタリアやフランスの各社エンジン … [Read more...] about イタフラ車など輸入車のタイミングベルト交換
快調なツインスパークのために(アルファ156 GF-932A2 スパークプラグ交換)
最近エンジンの回り方が3000rpm以下で鈍く、燃費も随分悪化してきたようだと、ご相談があったのはアルファ156セレスピードにお乗りのお客様です。 平成13年式 GF-932A2 2.0TS selespeed 走行距離 … [Read more...] about 快調なツインスパークのために(アルファ156 GF-932A2 スパークプラグ交換)
あなたのクルマは適切な状態ですか?(ダイハツ タント CBA-L350S 車検整備)
初めて拝見するダイハツ タントは、最近他店で中古車としてご購入され、程なくして継続検査の時期になりました。 平成18年式 CBA-S350S EF-VE 4AT 走行距離 … [Read more...] about あなたのクルマは適切な状態ですか?(ダイハツ タント CBA-L350S 車検整備)
すれ違い用前照灯計測ログ(京都運輸支局内 車検コース ヘッドライト検査)
平成27年9月1日以降の車検時ヘッドライト検査に向けてデータ収集を行っています。 自社テスターの調整値は、左右方向0cm、下方6cmに統一しています。合格範囲は左右にそれぞれ27cm、下方2cm~15cmの範囲です(いずれも車両前方10mの照射位置での計測値)。 軽自動車検査協会の車検コースは基本的にテスターの自動追尾計測で記録がありますが、普通車の車検コースでは、検査官の判断による手動計測のため多くの場合計測値不明でここのところ記録が乏しいです。 平成16年式 スズキ MRワゴン UA-MF21S 走行距離 36,000km 左灯:左方11.1cm(○) 下方8.7cm(○) 114hcd 右灯:左方4.7cm(○) 下方7.2cm(○) 146hcd 平成19年式 ダイハツ ハイゼットカーゴ … [Read more...] about すれ違い用前照灯計測ログ(京都運輸支局内 車検コース ヘッドライト検査)
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