24ヶ月点検と継続検査代行(車検整備)でお預かりしてますフォルクスワーゲン9Nポロ。 エアバッグ警告灯が点灯しています。 昨年中古車でご購入された直後にエアコン不調で、保証修理ということで室内空調装置整備のためダッシュパネルの離脱を行ったそうです。不慣れな作業だったためかあちこちにその痕跡が残ります。お客様は、エアバッグ警告灯点灯の原因を購入先にお求めになられましたが、外部診断機の用意がなかったようで原因不明のまま継続検査(車検)の時期になりました。 専用スキャナーVCDSを接続します。 エアバッグECUにアプローチ。 フォルトは過去の検出1つのみで、助手席エアバッグイグナイタ(点火装置)の抵抗値過小と出ています。 一旦消去します。 時々助手席 … [Read more...] about エアバッグ警告灯点灯の原因は?(フォルクスワーゲン ポロ 9N 車検整備)
プジョー307CCエンジン不調(最終回、エンジン警告灯点灯)
前回記事『プジョー307CCエンジン不調の原因は?(エンジン警告灯点灯)』の続きです。 診断開始時、過去の一時的な断線を画面表示していた1番インジェクターは、一旦フォルトをクリアすると出現することはなかったので、過去の故障暦の消去忘れなども考慮して、故障原因探求順位を下げました。 平成16年式 GH-A307CC RFN AL4 走行距離 … [Read more...] about プジョー307CCエンジン不調(最終回、エンジン警告灯点灯)
混沌のダイアグノスティクス(プジョー 307CC エンジン不調・警告灯点灯)
エンジン警告灯が点灯し、エンジン不調のプジョー307CCは、診断過程でイグニッションコイル不良が否定されました。 平成16年式 GH-A307CC RFN AL4 走行距離 … [Read more...] about 混沌のダイアグノスティクス(プジョー 307CC エンジン不調・警告灯点灯)
プジョー307CCエンジン不調の原因は?(エンジン警告灯点灯)
「エンジン警告灯が点灯しエンジンが不安定になりました。点火系でしょうか? 1気筒が機能していないような感じがします。」 とご相談があったのはプジョー307CCにお乗りのお客様からでした。 平成16年式 GH-A307CC RFN AL4 走行距離 85,000km お察しのとおり、2.0リットルのRFNエンジンのイグニッションコイルASSYは、4気筒分が一体になっていて、故障事例の多い部位です。まずは専用外部診断機PP2000を接続して現在の故障の状況を閲覧します。 現在進行の故障(Permanet fault)はNo.1シリンダのミスファイアを検出していました。その他一時的な故障(Intermittent … [Read more...] about プジョー307CCエンジン不調の原因は?(エンジン警告灯点灯)
ブレーキパッドは純正を(スズキ エブリィ GH-DA62W 車検整備)
24ヶ月点検と継続検査代行(車検整備)でお預かりしているスズキ エブリィは、少し走行するとブレーキから鳴きが発生するとのことです。 平成16年式 GH-DA62W K6A 4AT 走行距離 65,000km ディスクローターに付いたブレーキパッド摺動痕を観察すると、深い同心の傷が無数についています。装着されていたパッドは有名国産サプライヤの社外品でした。もちろんスズキ純正を取り寄せます。 紫に塗装されたスズキ純正(アイシン製)は、摺動面に「焼き」が入っているような痕が見られます。 データ収集のためロービームでヘッドライト調整。 6月の閑散期でも軽自動車の車検コースは混雑が止みません。 車検場往復の20kmの道程で、鳴きが発生しないことを確認しました。 左灯:左方0.7cm(○) … [Read more...] about ブレーキパッドは純正を(スズキ エブリィ GH-DA62W 車検整備)
アルファロメオの旋律のために《最終回》(アルファ147 937AB タイミングベルト交換)
前回記事『アルファロメオの旋律のために《その2》(アルファ147 GF-937AB タイミングベルト交換)』の続きです。 毎回大変遠方からご来店いただいていますアルファ147のお客様から、タイミングベルトと関連する部品交換を承りました。 平成14年式 GF-937AB 2.0TS selespeed 走行距離 … [Read more...] about アルファロメオの旋律のために《最終回》(アルファ147 937AB タイミングベルト交換)
パワーステアリングとエアコンが同時に不調に(日産バネット SK82VN)
手順どおり作業していても、最終的には手加減の調整が必要なアルファロメオのツインスパークは、いろいろ判ることがありましたが、作業時間短縮のための課題もありました。 アルファ147は、付帯作業がいくつか残っていますが、緊急入庫したパワーステアリングとエアコンが同時に動かなくなった日産バネットの診断・修理のため、作業は一時中断します。 平成14年式 GE-SK82VN R2 4AT 走行距離 … [Read more...] about パワーステアリングとエアコンが同時に不調に(日産バネット SK82VN)
アルファロメオの旋律のために《その2》(アルファ147 GF-937AB タイミングベルト交換)
前回『アルファロメオの旋律のために(アルファ147 GF-937AB タイミングベルト交換)』の続きです。 タイミングベルト交換と、関連する部品交換を承りましたアルファ147のお客様は、毎回大変遠方からご来店いただいています。 平成14年式 GF-937AB 2.0TS selespeed 走行距離 … [Read more...] about アルファロメオの旋律のために《その2》(アルファ147 GF-937AB タイミングベルト交換)
アルファロメオの旋律のために(アルファ147 GF-937AB タイミングベルト交換)
タイミングベルト交換と、関連する部品交換を承りましたアルファ147のお客様は、毎回大変遠方からご来店いただいています。 平成14年式 GF-937AB 2.0TS selespeed 走行距離 105,000km エンジンオイル消費があると伺っていました。 抜き取ったエンジンオイルはわずか1.3リットル。オイルフィルタを除く容量が約4リットルですから半分以上を消費しています。ツインスパークエンジンは、特に高速道多用でこのような兆候を見かけます。消費抑制を期待して、今回はMOTUL NISMO RB26DETT … [Read more...] about アルファロメオの旋律のために(アルファ147 GF-937AB タイミングベルト交換)
電子デバイスを内製するトヨタの圧倒的な技術力(ハイブリッド車の中核)
プリウスなど、トヨタのハイブリッドシステムのモーター制御部の中核的なデバイスといえるIGBT(insulated gate bipolar transistor)は、実はトヨタの内製です。 車載用デバイスはとても厳しい条件が要求されます。そんな厳しい要求に応えられる半導体デバイスのサプライヤが居ないからと、チップレベルから内製する技術を確立し、進化し続けるトヨタ。それは、戦慄を覚える底無しの技術力です。 その内製したパワーデバイスだけではありませんが、ガウス分布の裾を切り落としてでも、不良率をゼロにしたいという強烈な思想は、品質安定性で他社が及ぶはずもありません。 自動車産業向けの品質マネジメントシステムの技術仕様であるISO/TS16949の「TS」はTechnical … [Read more...] about 電子デバイスを内製するトヨタの圧倒的な技術力(ハイブリッド車の中核)