平成7年式 トヨタ グランビア KCH10W 3.0ディーゼル 走行距離93,000km。
ブレーキを踏んで、止まる寸前に後ろの方から「ドレミファ…で言うところの」
「ふぁぁぁ~(-o-)~」
みたいな音がすると、オーナーはおっしゃいます。「ふぁ~」音を確認します。
しかし… 音が出ません…
一回だけ、かすかに鳴りましたが、その後は全く鳴りませんでした。
こういうことはよくあります。トヨタディーラーで、何度もブレーキを診てもらっているとのことでABSの音なんじゃないかみたいな事を言われたそうです。何度もグリスアップもしているということでしたので、今回はドラムブレーキ内部は確認せずに、その他の点検をしました。サスペンションアームは問題なさそうです。
おや?
この車はLSPVが付いているのですね。ブレーキをかけて後ろの荷重が抜けたときにLSPVが作動不良を起こしているのかな?エア抜きのブリーダプラグがありますので、エア噛みがないか確認しました。
最近車検を受けたばかりというのに、随分濁ったブレーキ液が出てきます。記録簿にはブレーキ液交換のことは書いてありませんでしたので、お客様に説明して、異音とは関係ないかもしれないけれどブレーキ液の交換を実施しました。
結局、原因がつかめないまま、お帰りいただくことになり、もっと音が頻繁に出るようになった状態で診断させていただくことにしました。
次回『トヨタ グランビア(KCH10W)ブレーキ異音(その2)』に続く。
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