ラジエーターからのクーラント漏れでお預かりしましたフィアット パンダです。
平成12年登録 E-141AKA セレクタ2WD 走行距離 111,000km
クーラントリークはサブタンク側のラジエータコアからでした。
サブタンクには、オーナー様が鉛筆でクーラントレベル(と点検した日付)が描かれていて、クーラントの日常点検にお車への愛情が感じられます。今回のクーラントリークも、日常点検で発見が非常に早く、大きな故障になる前に発見できてよかったと思います。
経年したラジエーターホースは、新品に交換しようと部品を注文しますが、アッパー、ロワー共、供給終了。お客様のご協力で、海外製社外アッパーホースだけ入手できました。ロワーホースは一旦再使用します。
ところが、手元に届いたアッパーホースの長さが短く(右側)、ラジエーターの接続部に全く届きません。無理をして装着するとラジエーターが歪んでしまい、せっかくの新品ラジエーターを早期に破損させてしまうでしょう。
約40mmほどの寸足らずを埋める方法はないものでしょうか。国産、輸入車の流用部品などをいろいろ当たりますが、適当なものがなかなか見つかりません。
さらに調べると、バイク用の汎用部品でステンレスのホースジョイントがヒットしました。
幸い最大サイズがパンダのホースに適合し、スバルサンバーのホースの一部と共に無事延長処置ができました。
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はがくれE says
困った時に頼りになるラジエーター屋さんが近くにいるので、同じようなジョイントを作ってもらったことがあります。
そういうちょっとした加工や製作してくれるところがあるのはとてもありがたいです。
たけし says
はがくれEさん
ラジエータ屋さんにお願いするという方法がありましたね!
旋盤やTIG溶接機とかすごく欲しくなるときがあります。