前回記事『ボンネットフード下のドルチェ(フィアット パンダ 車検整備)』の続きです。
フィアット パンダの軽やかな走行性能は、エンジンとセミオートマチックの相性がとってもよいのでしょう。マニュアルトランスミッションのアルミ筐体の上に、覆いかぶさるよう配置されるデュアロジックの油圧ロボットは、他社同種の機構の中でも特に滑らかな変速フィールと感じます。
ロボットの作動を伝達する専用フルードのリザーブタンクは、遮熱板の向こう側。
4箇所のボルトを取り去り点検します。
5万キロ近くの走行距離になると相応の汚れなのでしょうか?黒くなるのは各部ラバーパッキンの着色だと思います。調子を保つためにはこのあたりで交換しても良いかもしれません。
そして、キーを捻るたびにスパナの形と共に現れるサービスインジケータです。
期間が過ぎていることを知らせます。
multiecucanで各部制御コンピュータの状況確認と、サービスインターバルのリセットを試みました。
↓このように次回サービスまでの残日数はゼロになっていました。
リセットメニューを実行します。
↓次回サービスまでの走行距離と日数がリセットされました。
クーラントも全量交換しました。綺麗なグリーンは、エンジン腐食防止の安心の証です。
内外装とも、とても綺麗に手入れされていて、オーナー様の愛情が随所に感じられる幸せなパンダです。僕のできる範囲でお手伝いいたしますので、今後ともどうぞよろしくお付き合いください。
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