前回記事『ボンネットフード下のドルチェ(フィアット パンダ 車検整備)』の続きです。
フィアット パンダの軽やかな走行性能は、エンジンとセミオートマチックの相性がとってもよいのでしょう。マニュアルトランスミッションのアルミ筐体の上に、覆いかぶさるよう配置されるデュアロジックの油圧ロボットは、他社同種の機構の中でも特に滑らかな変速フィールと感じます。
ロボットの作動を伝達する専用フルードのリザーブタンクは、遮熱板の向こう側。
4箇所のボルトを取り去り点検します。
5万キロ近くの走行距離になると相応の汚れなのでしょうか?黒くなるのは各部ラバーパッキンの着色だと思います。調子を保つためにはこのあたりで交換しても良いかもしれません。
そして、キーを捻るたびにスパナの形と共に現れるサービスインジケータです。
期間が過ぎていることを知らせます。
multiecucanで各部制御コンピュータの状況確認と、サービスインターバルのリセットを試みました。
↓このように次回サービスまでの残日数はゼロになっていました。
リセットメニューを実行します。
↓次回サービスまでの走行距離と日数がリセットされました。
クーラントも全量交換しました。綺麗なグリーンは、エンジン腐食防止の安心の証です。
内外装とも、とても綺麗に手入れされていて、オーナー様の愛情が随所に感じられる幸せなパンダです。僕のできる範囲でお手伝いいたしますので、今後ともどうぞよろしくお付き合いください。
《関連記事》
新型 フィアット パンダ 専門店の並行車 車検に備える(FIAT Panda FIRE 1.2 8V )
供給終了の純正部品 フィアット パンダ 141AKA ラジエーター交換
イタリア車には Ricambi Originali を(フィアット パンダ 141AKA 純正ラジエーター交換)
素敵な FIRE エンジン物語 (フィアット パンダ E-141AKA タイミングベルト交換)
フィアット パンダ セレクタ 車検整備(E-141AKA)
読者様からのお便り