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ダイハツ ハイゼットカーゴ 車検整備で(EBD-S321V)

24ヶ月点検と継続検査代行(車検整備)でお預かりしてますダイハツ ハイゼットカーゴです。

平成21年式 EBD-S321V KF-VE 3AT 走行距離 67,000km

エンジンクーラントサブタンクの残量低下は、エンジンシリンダブロック側面にあるドレーンボルト回りからの微弱なにじみが原因のようです。

銅製ワッシャーが、漏洩防止の役割をしていますが、銅ワッシャーのシリンダブロック側に同心の無数の傷が確認できました。シリンダブロック側の座面を少し修正して、新品のワッシャーを組み付けます。

スパークプラグはロングリーチの通常電極のものですから概ね2万キロごとに交換するのが理想でしょう。取り外したものは2万キロを少し超過していましたので、電極にはっきりと磨耗が確認できました。

交換時期に達したエアクリーナエレメントの新旧比較。エアクリーナに関しては良質の社外品ドライブジョイをチョイスします。

ハイビームでもロービームでも不合格率の非常に高いS321Vのヘッドライト調整です。ヘッドライトのリフレクタカットが独特なのが理由のようです。

もちろん、今回はデータ収集のためロービームでの調整。

休前日で軽自動車検査協会の車検コースは輻輳していました。

気になる前照灯試験(ヘッドライト検査)ですが、カットオフライン水平部が不明瞭で自社テスターでの調整位置を迷いました。
結果は、下方、保安基準ギリギリの合格だったのですが、マルチテスターのシャシダイナモ上で計測中、検査車両がやや前方に傾斜しているように感じるのは、普通車車検コースと同様です。不明瞭部の検出誤差というより、車両の姿勢による計測誤差が気になります。

    左灯:左方5cm(○) 下方11cm(○)
    右灯:左方3cm(○) 下方14cm(○)

自社テスターの調整値は、左右方向0cm、下方6cmに統一しています。
合格範囲は左右にそれぞれ27cm、下方2cm~15cmの範囲です(いずれも車両前方10mの照射位置での計測値)。


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