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トヨタ ランクス TRD sports M ショックアブソーバ交換(C-ONE 4段調整)


以前の試運転で、走行距離相応にショックアブソーバの機能不全がありましたので、交換をお勧めしておりましたところ、C-ONEのショックアブソーバの新品が入手できたとお客様からご連絡がありました。

平成14年式 TA-ZZE123 2ZZ-GE 6MT 走行距離 142,000km

C-ONEとは懐かしい。ST185セリカなどトヨタ系の競技車両の姿が思い出されます。ショックアブソーバを拝見すると製造はKYBで、ショックロッドを手で押した感触は、まるでグラベル用のような確かな手応え。期待が高まります。

そして、下がりすぎていた感じのする車高も適正になるかもしれません。

↓フロントと

↓リアにそれぞれ真新しいショックアブソーバを装着しました。

ゴムブッシュも経年変化(潰れ変形)が著しいので交換します(左:新品 右:使用品)。

ニュートンの運動方程式に則って、車両の重心に重力加速度と車両重量の積を与え(^^) 各部サスアームをリセットします。今回のように車高が大きく変化する場合は特に効果が実感できます。

試運転を繰り返し、4段調整の減衰力は前後とも3段目がもっともコイルスプリングとの相性がよさそうでした。

トルクが太く扱いやすいエンジン2ZZ-GEと6段手動変速機の組み合わせは、意外なほど伸びやかに加速します。それは変速歯車比が接近しているからかもしれません。腰の強いグラベル競技用のような乗り心地は僕の好みで、一般的には硬すぎると表現されるかもしれません。しかし、それはとても心地のよい硬さなのです。

試運転を繰り返し、最終トー調整を経て完成としました。

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