トヨタ プレミオ を法定12ヶ月点検でお預かりしました。
平成15年式 UA-NZT240 1NE-FE 4AT 走行距離 132,000km
初めてご来店されたのは2年8ヶ月前でした。そのときの走行距離は11万キロを少し超過したころで、メンテナンスの行き届いたエンジンであれば、ちょうど調子が出てくる頃。冷却系統の痛みは無視できるほどでしたが、エンジンオイル交換時期が概ね1年、1万キロ毎と市街地が主の走行パターンでは超過気味で、エンジンオイル消費の傾向が見られました。
新車から正規ディーラーでのメンテナンスをお受けになられていましたが、車齢7年を越えた頃から以降、オーナー様のご意向に反して車両代替の勧誘ばかりで、辟易とされているご様子が印象的でした。
「無事之名馬」の格言が相応しいトヨタ プレミオの排気量1.5リットル 1NE-FE機械式スロットルボデー式搭載の最終型。プロボックスに搭載されているのと同型エンジンです。多少の液体メンテナンスの不行き届きは、トヨタの超高品質、超高耐久、超高信頼性で補完して十分余りあるものでした。
最長でも半年毎のご来店をお約束いただき、良質の油脂類、液体類の交換を重点的に今日まで少しずつ調子を取り戻してきました。
街の空気を一変させる刺激的な外観や音響の自動車はもちろん魅力的ですが、街の空気に溶け込み、自動車としての役割を故障なく長期間全うする工業製品も、求めるユーザーにとっては同等以上に魅力的で価値あることだと思います。
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